理科・実験系の自由研究は、子どもが大きく育つチャンス!
夏休みの自由研究は、他の宿題などと比べるとかなり手間のかかるものです。その代わりに、取り組み方によっては非常に大きな学びにもなります。テーマの設定、実験の計画・実施、まとめなどのそれぞれの段階で、複合的な学力が必要となります。親の協力のもと、子どもがさまざまなことに興味を持ち、チャレンジしていくきっかけになっていけば良いでしょう。【目次】
自由研究を親子で楽しく取り組むコツ
1.テーマで困っている場合は、理科の教科書を見る
子どもがどんなテーマにすれば良いのかということで悩んでいる場合には、親子で理科の教科書を見ることをオススメします。小学校の理科の教科書の中には、その学年の子どもに適した発展の実験などが紹介されています。夏休みの自由研究などで取り組むのに最適です。親子で一緒に教科書を見ることで、それまで学んできた内容の復習やこれから学ぶことの予習もできるでしょう。学校の学習内容の中から子どもが興味を広げられそうな自由研究のテーマが見つかることがよくあります。
2.自由研究のテーマは、大人も一緒に楽しめるものがオススメ
子どもの自由研究の宿題は、通常の計算や漢字の宿題とは少し性質が違います。子どもが低学年だと一人でまとめるのが難しい場合もあります。そういうとき、親が一緒に取り組むことで、子どもはより良いものを作り上げることができるようになります。子どもだけでなく、親にとっても興味があるテーマであれば、親子一緒に楽しんで取り組むことができるでしょう。親の趣味の延長でも良いです。親が釣りが好きなのであれば、それに関連したテーマにするのです。ぜひ親も楽しめるようなテーマを選んでみてください。
3.理科・実験系の新しいテーマは、子どもにも大人にもおすすめ
太陽光発電などの比較的新しいテーマは、次の時代でも大切になってくると思われるものです。自由研究をきっかけに新しいテーマに興味を持つことが、将来の仕事につながっていく可能性もあります。親が子どもの頃には教科書で取り上げられていなかったものも多く、大人にとってはあまりなじみがないものも多いでしょう。少し取り組みの敷居が高いと感じることもあるかもしれません。
しかし、子どもと一緒に大人も新しいことにチャレンジする気持ちで取り組んでみてはいかがでしょう。そういった大人の姿は子どもに良い影響を与えます。
子どもの興味別!オススメの理科・実験系の自由研究テーマ
どういったテーマに取り組むにせよ、子どもが興味を持っているテーマであることが望ましくあります。それは子どもが授業の中でやったものから興味を持つ場合もありますし、親が紹介したものの中に入っている場合もあります。自分で「このテーマをやる!」と決められるタイプの子どもの場合、親もあまり苦労はしません。今回、そういったテーマ選びで困っている子どものために、子どもが興味を持っている分野におけるオススメの実験を紹介します。 「災害、地震」に興味がある子どもは「液状化の実験」がオススメです。地震に関する内容はなかなか再現することが難しいのですが、液状化現象であれば、簡単な準備で行うことができます。単に理科の実験をするだけでなく、防災教育にもつながります。
「電気や電池」に興味がある子どもは「光電池や発電機」などの内容がオススメです。先ほど書いた通りで、これからの時代で必要になってくるものです。他には、果物(レモンなど)を利用して電池を作る実験があります。これは比較的簡単なものなので、年齢が小さくとも取り組むことができます。
「昆虫」に興味がある子どもは、昆虫採集に取り組むことが多いでしょう。それも悪くはないですが、生きている昆虫を観察することもオススメです。特にオススメしたいものが「アリ」です。飼育ケースなどで割合簡単に飼うことができます。様子を観察するには専門の飼育キットを購入すると良いです。厚さが2~3センチくらいの透明ケースです。中に透明なゼリー(キットに含まれている)を入れると、アリが穴を掘っていく様子を観察することができます。
夏休みなどの長期休業中の宿題は、親が適切に関わることで、子どもが大きく成長する可能性があります。親も子も楽しみながら取り組めると良いですね。
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