子供のSOSをキャッチ!学童保育で親が気をつけること

子供が安心できる居場所であってほしい

子供が安心できる居場所であってほしい

子供の放課後の居場所である学童。親としては、子供にとって居心地のよい場所であってほしいもの。学童保育で親が気をつけるべきことは、どんなことでしょうか。

【目次】
  1. 学童とは、働く親を持つ子供の放課後の居場所
  2. 小学1年生から3年生が大半を占める
  3. 学童の子供のタイムスケジュールは?
  4. 「学童に行きたくない!」その原因5つ
  5. 学童保育で親が気をつけるべき5つのポイント
  6. 学童利用経験のある先輩ママの体験談

学童とは、働く親を持つ子供の放課後の居場所

学童は、働くママの大きな支え

学童は、働くママの大きな支え

働くママにとって大きな支えともいえる「学童」。学童保育とは、共働きなどの理由から、保護者が日中家にいない小学生の子供=学童に放課後を安全に楽しく過ごせる環境を提供する「放課後児童健全育成事業」の総称です。

学童は、小学1年生から3年生が大半を占める

1~3年生が多くを占める

1~3年生が多くを占める

公立小学校の学童保育の場合、学童のほとんどは、小学校の敷地内、または近場に施設があります。子供たちの面倒を見るのは、元教員や元幼稚園教諭、子育て支援施設等のスタッフ経験者、子育てを終えたボランティアの方などさまざま。施設により、「指導員」「キッズコーチ」などとよばれます。

2015年4月に児童福祉法が改定され、学童保育の対象学年は、それまでの「3年生まで」から「6年生まで」に引き上げられました。しかし、高学年になると、一人で留守番できるようになったり、塾や習い事に多く通い始めるなどの理由から、実際に利用している家庭はごくわずか。多くの学童は、1年生から3年生が利用の大半をしめています。

学童の子供のタイムスケジュールは?

ゲームで遊びながらのんびり過ごすことも

ゲームで遊びながらのんびり過ごすことも

学童で子供たちは、宿題をしたり、施設が学校内にある場合は校庭で遊んだり、室内遊びをしたりして過ごします。

低学年の子供の学童での過ごし方の一例を紹介します。

●14:30ごろ   下校。学童の施設に移動する。子供達は、学童保育に「ただいま」と言って入室するのが基本。入学したばかりの1年生は、指導員が学校まで子供達を迎えに行くことも多い。

●15:00ごろ   宿題をしたり遊んだりなど、自由な時間を過ごす。

●15:30ごろ  上級生が下校するタイミングでおやつタイム。おにぎりや菓子パンなどの補食系、おせんべいやクッキー、ヨーグルト、ゼリー、果物などのデザート系など、その内容は施設によりさまざま。

●16:00ごろ  外遊びや室内遊びで自由に過ごす。外遊びはサッカーや縄跳び、一輪車など、室内遊びはコマやけん玉、トランプ、オセロなど。本を読んだり絵を描いたりする子も。

●17:00~19:00ごろ 帰り支度をして保護者のお迎えを待つ。公立の学童保育の閉所時間は、17~18時台がほとんど。延長保育は長くても20時くらいまで。

これをみるとわかる通り、子供たちにとって学童は「第2のわが家」のようなもの。「安全な環境の中でリラックスできる場」であることが必要です。

「学童に行きたくない!」その原因5つ

なぜ「行きたくない」のか、その原因は?

なぜ「行きたくない」のか、その原因は?

しかし、「安全な環境の中でリラックスできる場」だからといって、親は安心してばかりもいられません。入学直後や年度の変わり目、夏休み期間などを中心に、しばしば耳にするのが、子供の
「学童がつまらない」
「学童に行きたくない」
という声。
なぜ、子供がそう口にするのでしょうか。考えられる原因は、以下の5つです。

●その1 学童の雰囲気になじめていない

特に入学したばかりの1年生は、学校生活に慣れることで精一杯。学校が終わってホッとしたのも束の間、学童でも新しい友達と過ごすことで緊張が続き、雰囲気になじめないことも。

●その2 苦手な子がいる
学童は、異なる学年の子とも一緒なので、ちょっとわんぱくな上の学年の子の言動などに気おくれしてしまうこともあるようです。

●その3 昼寝がなくなり疲れる
保育園時代はあったお昼寝の時間が、学童ではありません。毎日17~18時まで遊べるのは楽しい反面、子供自身は疲れてしまい、学童嫌いにつながることも。

●その4 他に遊びたい友達がいる

学童で過ごす時間、一緒に遊ぶ友達は限られてしまいます。仲良しになった友達が学童に通っていないと、放課後一緒に遊ぶことができず、「つまらない」と訴えてくる子もいるようです。

●その5 夏休みなど長期休暇中、学童での生活に飽きる
夏休みなど長期休暇中は、スイカ割りや水遊びなど、日々何かしらのイベントはあるにせよ、自由遊びの時間が多く、学童での生活に飽きてしまって行くのを嫌がるようになることも。

学童保育で親が気をつけるべき5つのポイント

忙しいからこそ親子の時間を意識して

忙しいからこそ親子の時間を意識して

学童保育で親が気をつけるべきことは、どんなことでしょうか。
以下、5つのポイントを紹介します。

【ポイント1】「行きたくない」場合はその理由をしっかり聞く

低学年時代は、自分の気持ちを上手に説明できないことも多いもの。「学童に行きたくない」「学童がつまらない」などと言ってきたら、家事の合間などでなく、子供と向かい合う時間を作り、何に困っているのか、どんなことを不安に思っているのかを聞いてみましょう。理由によって親子で対処法を話し合うことができるかもしれません。

【ポイント2】指導員に遠慮なく相談する
学童は、保育園に比べると保護者の顔が見えなくなるもの。心配しすぎて過保護になるのもよくありませんが、ちょっとでも心配なことがあったら、「うちの子、最近どうですか?」など、指導員に遠慮なく相談を。

【ポイント3】 信頼できる“学童ママ友”を確保する
子供に何かあった時、家族以外に頼れるのは近くのママ友。保護者会などになるべく顔を出し、信頼できる“学童ママ友”を作っておくと、ママ経由で子供の様子を聞くことができるので、困った時に対策が練りやすくなるものです。

【ポイント4】 学校や学童での出来事について聞く
子供は学校や学童でたくさんな体験を重ね、さまざまな思いを胸に抱いて帰宅します。「今日はどんなことが楽しかった?」「学童で、どんなおやつ食べたの?」など、さりげなく話題をひきだし子供のことを知る努力を。

【ポイント5】 親子で一緒に過ごす時間を意識してとる
小学校に入ると、自分でできることが多くなり、親の方も目を離してしまいがち。会話以外にも、家で一緒に宿題をしたり、トランプやブロックなどで遊んだりなど、短時間でも親子で一緒に過ごす時間を意識してとることで、子供の気持ちもリフレッシュできるものです。

学童利用経験のある先輩ママの体験談

子供が毎日笑顔で過ごせるために

子供が毎日笑顔で過ごせるために


学童利用経験のある先輩ママに、学童保育とどう向き合ったか聞いてみました。

「親自身も仕事で毎日バタバタでしたが、
晩ごはんやお風呂の時間など、とにかく子供と話すことを心がけました。『学童楽しかった?』と聞くと、『楽しかった!』としか
答えてくれないので、『今日はどんな遊びをしたの?』など、
具体的に聞くようにしていました」
(Tさん/小4のママ)
「二人の子供は2歳違いで、上の女の子が3年生の時に、
下の男の子も上の子と同じ学童に入りました。
下の子は気が弱く、
学童でうまくやっていけるか心配だったのですが、
おねえちゃんやおねえちゃんの友達がいたおかげで
楽しく過ごせたようです。
きょうだいで入る場合は、上の子を頼りにするといいですよ」
(Mさん/小4、小2のママ)
「夏休み、学童に通っていないクラスの友達と
学校のプールで一緒になり、その子たちが、
プールのあとすぐに家に帰る姿をみてうらやましがるように。
『学童行きたくない』と言われ困ってしまいましたが、
そこで考えたのが、お弁当作戦。
もともと料理好きなので、
子供の好きな物を中心に、飾り切りなどの技も
駆使して作るようにしたところ、お弁当を楽しみに、
毎日行ってくれるようになりました」
(Aさん/小2のママ)
「指導員さんの中にけん玉の得意な方がいて、
学童で教わっているうちに、家でも練習するように。
それを機に親の私もけん玉を買い、
家で子供に教えてもらうようにしたら、
これまであまり話してくれなかった学童の話をするように。
学童生活で、子供が興味をもっていることに
親が関わることも大切だと思います」
(Iさん/小3のママ)
子供が放課後を過ごす大切な場所・学童。
子供にとってより楽しく、快適な場所であり続けるよう、親はしっかりと見守っていきましょう。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。