小学校高学年頃は、子どもとの関わり方に苦労する時期です。なかでも女の子の場合、常に同じ友達グループと行動をとるため、一度トラブルを起こしてしまうと、居場所が無くなってしまいます。さらに現代の子どもはスマホなどを手にしたことでそういったトラブルが見えにくくなり、友達グループに関する難しさが増してきているでしょう。

子どもの成長は、個人差もあるので、一般論だけで対応することはできないものですが、この頃の子どもの成長の過程や性別における特徴を理解しておくことは「無用なトラブルを減らすこと」につながります。
 

小学校の高学年頃に見られる男女共通の難しさとは?

小学校高学年頃の子どもには、男女共通の難しさがあります。その難しさとは主に、自立への準備時期であること、情報が多い社会であること、子どものトラブルと勉強が関連してしまうことの3つが関係します。
小学生取説,女子

小学生中高学年の子どもに関わる際、男女共通での難しさがある

小学校の中・高学年は、自立への準備時期です。その成長と共に、親の言うことよりも友達などの影響が大きくなってきます。それらは「ギャングエイジ」といわれたり、その後の「反抗期」とといわれたりするものですが、子どもの成長においては大切なものです。

また今の子どもが育っている環境は、情報機器の発達によりたくさんの恩恵を受けていますが半面、親が育った頃にはない弊害も発生しています。

例えば、スマホなどを使うことで、かつては触れることができなかった情報に容易に接することができてしまいます。フィルターなどを設定してもそれらは十分ではなく、トラブルもたくさん発生しています。

またこの頃の子どもの様々なトラブルが、勉強に影響を与えかねないことも理解しておきましょう。人は成長の過程で、割り切ることや切り替えることなど感情をコントロールする術を身につけていきます。まだ小学校高学年頃の子ども達は、こういったことが十分にできず、友達とのトラブルなどが、そのまま学校でのテストの成績に大きく影響を与えてしまうことがよくあります。
 

小学校高学年の女の子育児特有の難しさって?

男子と女子で同じような難しさもありますが、違う難しさも見られます。小学校高学年の女の子との関わりで見られる難しさは、スマホやSNSに関するトラブルと友達グループに関することが多く見られます。
小学生取説,女子

小学生高学年女子はスマホなどでのトラブルが多い

現代社会は情報機器が非常に発達してきています。その恩恵は計り知れないものがあるのですが、この頃の子どもには弊害が少なくありません。

大人が暮らしている社会、例えば、どんな職場においても程度は様々ですが「いじめ」のようなものがあります。悪質なものでなく、人との関わりの中における「好き嫌い」のようなものまで含めると数限りなくあると想像できます。大人は様々な経験の中でそういったことに対する対処方法を身に付けていきます。

しかし小学校高学年頃の女子は、スマホなどを手にしたことで、非常に難しい状況に一人で立たされている状況が見られます。昔も学級内での仲間外れやその他のトラブルはありましたが、現代の子どもは、簡単に、大規模に、見えにくいいじめができるようになってしまいました。

子どもはまだ様々な経験が少ないにも関わらず、強い影響力のある道具を手にしてしまったのでしょう。適切に使えれば良いのですが、不適切に使われてしまう危険性は少なくありません。
 
女の子育て方・育児 小学校高学年

小学生高学年の女子はグループでのトラブルが多い

また友達グループに関するトラブルも女子特有のものです。上図で示した通り、男子は様々な集団に属していることが多いです。クラスの仲間、野球チームの仲間、近所の仲間、あるゲームを好きな仲間などです。友達とトラブルを起こした場合、しばらくそのグループからは距離を置き、他のグループでの活動を増やします。そうしているうちにトラブルを起こした仲間とも仲直りができてくることが多いです。

女子の場合、Bのように何をするのも同じグループ(メンバー)であることが多いです。休み時間を過ごし放課後も遊び遠足なども同じグループというようにいつも一緒であることが多いです。

このような状況だと一度友達とトラブルを起こしてしまうと、居場所が無くなってしまいます。また、グループ間で人の取り合いのようなことも起こります。他のグループの人と仲良くしていると「裏切った」と言われたりもします。スマホなどが子どもに身近になったことで、グループに関する難しさがさらに増してきたといえます。
 

小学校高学年の女の子育児、関わり方で大切なことは

小学生取説,女子

小学生中高学年の女子とは仲間のような親子でいたい

友達関係などで難しさのある小学校高学年女子への親の関わり方ですが、年齢が上がるに従って仲間であるというスタンスを強くしていくと良いでしょう。友達のような親子と表現されることもあります。特に母親と娘はそういった関係になることで、子どもが様々な悩みなどを相談しやすくなります。

反対に怖い親であると、子どもの年齢が上がるに従って親との距離が離れてしまうことが少なくありません。悩みがあった時の相談相手が、親ではなく他の人になってしまいます。

ネット社会である現代は、子どもがしていること、思っていることが見えにくくなっています。このような時代だからこそ親が相談相手になってあげられる状況を普段から作り上げておくことが大切でしょう。


小学校高学年の女の子への関わり方についてまとめました。男女共通でのこの時期特有の難しさもありますが、女子だけの難しさもあります。この時期は男子以上に女子は悩みを抱えやすい時期です。個人差もあるのですが、親がそういったものを少しでも理解しておくことは、親にとっても、子どもより良い育ちにもつながっていくでしょう。

【関連記事】
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。