楽しく『おともだち』選び
欧米の小児病院には、よくティディーベアーが置いてあると言われます。それはぬいぐるみが、子どもたちにとって単なる玩具ではなく、癒しを与えてくれる大切なともだちとなってくれる存在だからです。
実はわが家には、所々はげかかった、小さな熊のぬいぐるみがいます。彼はその身がボロボロになるまで、子どもの大切なともだちとしてがんばってくれ、今ではこれ以上痛まないように、特製のお布団の中で寝っ転がったり、日光浴をしてのんびり過ごしています。だから『ぬいぐるみは子どもの大切なおともだち』という言葉に、身をもってうなずくことができるのです。
そんなたいせつなおともだちを、ただ購入するだけでなく、命を吹き込む作業から体験できるのが、1997年にアメリカに誕生した『ビルド・ア・ベアー・ワークショップ』で、その日本1号店が、2月に銀座に誕生し、老若男女を問わず、人気を集めています。
気になる価格のほうですが、ぬいぐるみ本体が1,400円~3,600円、洋服と組み合わせても、5,000円前後で、「製作料」等はかかりません。(注:店では、安全上の見地から、3歳未満のお子さんには、”裸”のままでいることを、推奨しています)
製作途中で、バーコードが書かれた紙をぬいぐるみの中に埋め込むのですが、これによって、外で置き忘れた場合でも、お店に届けば(連絡先はぬいぐるみに書かれています)、落とし主の元に届くようになっているなど、さまざまなくふうもなされています。