駅北口の大規模再開発計画、
湘南C-Xで辻堂が変わる?

湘南C-X

辻堂駅から見た湘南C-X開発予定地。率直なところ、広大すぎて全景は撮影できず

お隣の東海道本線藤沢駅、茅ヶ崎駅はそれぞれ複数路線が利用できるターミナルで、駅周辺には大型店舗が建ち並ぶ繁華な街ですが、間に挟まれた辻堂駅(藤沢市)はこれまで比較的地味な駅でした。そこに今、広大な駅前再開発が始まろうとしています。場所は駅北口。元々ここには関東特殊製鋼という会社の本社、工場があったのですが、それが2002年に撤退。その跡地を利用して、大規模な商業施設、総合病院、企業の研究施設住宅などが作られるというのです。

業務エリア

写真中央の通りの右側、青い建築中の建物あたりから奥がオフィスなどの予定地。すでに業務を開始している建物もいくつかある

湘南C-X(シークロス)と名づけられたエリアは駅北側だけで約25haほどもあり、平成22年9月に藤沢市議会定例会に提出された資料によると、用途別に大きく3つのゾーンに分けられ、建設が進められています。そのうち、敷地中央の通りから東側と駅から離れたエリアにはオフィスや研究機関、法務局などがすでに業務を開始しており、駅近くの商業ビルなどは営業開始を待つばかり。




商業施設予定地

大規模商業施設予定地。奥に見えている緑の囲いのある建物はマンション。商業施設に沿って3事業者のマンションが並ぶ予定になっている。商業施設の奥の土地には総合病院が建設される

今後、建設が予定されている建物で話題を呼びそうなのは駅のほぼ正面、5.91haもの広さを利用して作られる商業施設でしょう。ここには4棟の商業ビルと1棟の駐車場ビルが建設され、店舗、飲食店、映画館その他の複合エリアになることになっています。店舗数は合計で280店にも及ぶそうで、これは湘南屈指の規模。完成後の賑わいが期待できます。着工は平成22年10月で平成23年11月に完成する予定です。




辻堂駅北口バス停

駅前はバスターミナル、タクシー、自家用車のロータリーなども整備された。辻堂周辺には北側に慶応大学湘南キャンパス、南側に湘南工科大学など学校が多く、街には学生の姿も多かった

この街の住み心地を大きく変えそうなのは、その商業エリアから少し離れて建設される、保育所も併設する総合病院です。病床数419床、診療科目21科、心臓病センター、消化器センターその他診療センター11という規模はこちらも湘南屈指。高度先端医療機能も備えた総合病院です。着工は平成22年11月、完成は平成24年11月の予定となっています。






駅北口既存市街地

駅北口の東側にある既存市街地。駅と国道1号を結ぶ通り沿いにはビル、マンションが並び、その背後には古くからの商店街が南北に伸びる

もちろん、民間企業の手がける住宅も予定されています。現在予定されているのは3エリア、3事業者のマンションで現在1エリアではすでに平成21年10月から建設が進められており、竣工は平成23年3月。他の2エリアでも平成22年、平成23年と相次いで建設が始まる予定ですから、このエリアでの供給数増加は間違いありません。価格は残念ながらいずれも未定です。




さて、続いて再開発エリア以外の辻堂という街についてご紹介していきましょう。具体的には以下の図にある駅北側の湘南ライフタウン、同じく北側の東海道本線線路沿いのショッピングエリア、そして南側の海沿いエリアを取り上げます。
取り上げるエリアの概念図

今回記事で取り上げているエリアと本文中に出てくる主要な施設、道路など。概念図のため、距離、広さなどは正確ではない