当日の流れとポイント
子供の結婚相手ともなると、親が相手を見る目も厳しくなりがちです。大人としてのひと通りのマナー、立ち居振る舞いができるよう、ここでおさらいしておきましょう
□個人の家を訪ねる場合は、相手の準備の余裕も考えて早く着き過ぎないことが礼儀。早くても5分前、理想を言えば3分前ぐらいにチャイムを押すとよいでしょう。
□コートは脱いで裏返しにたたみ、帽子・サングラスも取りましょう。
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玄関できちんと挨拶
□自分の親に相手を紹介「○○さんです」
□それを受けて「○○と申します。今日はお時間をいただきありがとうございます」
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家に上がる時は靴に注意
□「どうぞ」と声をかけられたら、まず正面を向いてそのまま玄関に上がり、その後、靴の向きを変え、玄関の脇のほうに置きます。
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部屋に通されたら手土産を渡す
□部屋に案内されたら、ここで手土産を渡します。袋や風呂敷から出し、「お口に合うといいのですが」「お好きだと伺ったので」などの言葉を添えて。
□座る場所は、本来は一番入り口に近い所にすべきですが、勧められたらそこへ素直に座るほうがいいです。
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まずは歓談
□自己紹介をして、あとは親からの質問に誠実に答えましょう。
□相手の親を呼ぶ場合は「○○さんのお父さん」など。
□相手を呼ぶ場合はいつものニックネームは避け、下の名前で「○○さん」とお互いに呼びましょう。
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空気を読んで結婚の挨拶
□和室なら座布団を外し正座して、洋室ならソファから立って話すのがマナーです。
□女性宅、男性宅、どちらの場合も男性から切り出します。
□「○○さんと結婚させてください」が一番普通。自然に切り出したければ「○○さんと結婚を前提にお付き合いさせていただいております。ご両親に結婚のご了解をいただきたくご挨拶に参りました」など。
□男性宅訪問の場合は、男性が切り出したら、女性は「よろしくお願いいたします」とひと言。
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挨拶後の食事
□無事、挨拶が終わり、食事を勧められたら、一度は辞退し、再度勧められたら「それではお言葉に甘えて…」といただきます。
□男性宅の場合は、女性は「何かお手伝いさせてください」と申し出ましょう。ただし、あまり出しゃばらないように。
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おいとまのタイミング
□滞在時間は1時間半~2、3時間(食事をした場合)が普通です。
□訪問した側は切り出しにくいので、招いた側が「明日もあるのでそろそろ…」と切り出すとスムーズです。
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訪問のお礼がポイント
□当日、帰宅したら必ずお礼の電話を。
□女性は3日以内にお礼の手紙を出すと好印象です。
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