住宅リフォーム/増改築リフォーム

熟年夫婦がリフォームで手に入れた新生活(2ページ目)

今回は子育てが終わった夫婦がこれからの生活を考えて、リフォームした事例を紹介。思い切ったリフォームで住まいは生まれ変わり、生活も楽しく変化させることができるという好例です。

大塚 有美

執筆者:大塚 有美

長く暮らせる家づくりガイド

自宅で開いていた料理教室がきっかけに

神奈川県・Mさんのお住まいはお父様と一緒に暮らすため、17年前に建てた二世帯住宅です。Mさんご夫妻はお二人とも50代後半で、お料理や車の運転もなさるというお元気なお父様と、成人されたお子さん2人の5人家族。ご長男はすでに独立されて、ときどきお孫さんを連れて遊びに来られるそうです。

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料理教室は生徒さんが多いときは10人くらい集まるので、会場が広くオープンになったことでぐんと講習しやすくなりました

Mさんの奥様は、以前から、ご自宅で週2回ほど料理教室を開き、そのほかにも外の会場で料理教室を開いていらっしゃいます。リフォームのきっかけとなったのは、まさに、この料理教室の環境を整えたいと思ったこと。以前は、2階のキッチンとリビング・ダイニングを会場にしていましたが、「独立型キッチンでは生徒さんが全員入りにくいので、実演調理がしにくい」と不満があったそうです。

もともと3人のお子さんのためにそれぞれ個室がありましたが、ご長男はすでに独立されていたこともあり、部屋にはゆとりがありました。そこで、1階のご夫妻の寝室と隣接する書斎をつなげて18畳のリビング・ダイニングにリフォームすることに。キッチンはシンクとカウンターが一体になったオープンキッチンで、ダイニングは8人掛けのテーブルを置いてもゆとりのある広さ。しかも、空間全体が見渡せて、料理の講習がとてもしやすくなったそうです。

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システムキッチンは、ショールームをいくつも回って選んだお気に入りです。黄色のシンクが明るく華やかなイメージ

明るさと掃除のしやすさに大満足

隣家が近接していて、1階はあまり日当たりがよくないため、奥様は暗さをとても気にしていたそうですが、内装をオフホワイトと明るい色で統一し、システムキッチンもオフホワイトの鏡面仕上げの面材のものを選択。窓には、バーチカルブラインドや木製ブラインドを。こちらは淡いピンクを選び、全体的に明るく見える色を基調としました。

奥様は、インテリアの色使いや窓掛けによって、1階でも部屋が非常に明るく広々とした雰囲気になったことを喜んでいるとのこと。照明器具は、電球色の蛍光灯とし、キッチンのスポットライトはスライドレールに取り付けられ、ほしい位置に移動できるようになっていて、今後ライトを増設することもできます。また、食器洗浄機を上下に二台設置。時間差で洗い物を進行できるので、とても便利だということです。

そして、もうひとつの満足点は、掃除のしやすさ。IHクッキングヒーターは加熱部分がフラットで、ガスに比べ周囲に油煙の飛び散りが少ないので、掃除がとてもラクだとか。レンジフードは、IHクッキングヒーターを使っているためか、汚れにくく、汚れが落としやすいと、びっくりされていました。

リフォームしたことで生活が楽しく、夢も広がって

Mさんご夫妻がリフォームをしてよかったと感じるのは、1階の広々としたリビング・ダイニングができたこと。2階にも以前から使っていたキッチンやダイニングがありますが、今は、家族の食事も1階でとっているそうです。キッチンの床は掃除のしやすさを考えてタイルに、リビングの床は足触りのよいコルクを採用。床暖房を敷設したので、「タイマーを使うと、冬の朝でも暖かい部屋で、気持ちよく朝食の用意ができる」と奥様も大満足だそう。

また、広く快適になったお料理教室は、生徒さんにも大好評。内装を変えたトイレとともに、「センスがよく、雰囲気がとてもよくなった」とお客様からもほめられるそうです。そして、「いずれはお料理教室だけでなく、プリザードフラワーやテーブルコーディネートの講習会なども開きたい。ここがサロンみたいになって、みんなが集まれる場所になるといいわ」と奥様の夢は広がります。

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ダイニングテーブルにでき上がったお料理がずらり。教室でつくるメニューは、お総菜からケーキに至までバラエティに富んでいます

料理教室で、20代~80代までと幅広い年代の人たちと交流することで、より楽しい日々を送っているMさんの奥様。ときどき遊びに来られるお孫さんたちとみんなで食事をするときも、この1階のリビング・ダイニングが大活躍しているとのこと。今回のリフォームのおかげで、お子さんたちの独立後も、ますます明るく楽しい暮らしを満喫されているようでした。

いかがでしたか。ここでご紹介した2つのリフォーム事例のように、生活の転換地点で大胆なリフォームをしてみるのもいいですね。子離れできない親や、親離れできない子の話もときどき耳にしますが、子育てが終わった世代の人たちこそ、その後の生活を充実したものにするために、思い切ったリフォームをするのもよい方法ではないでしょうか。ただ、その際に、建物は構造躯体が頑丈で、まだまだ耐久性があるということは大前提です。

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