照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

光源のよもやま話1 白熱電球の起源

照明業界ではランプを光源と言います。光源の種類や使われ方は多彩です。ここでは、光源の基礎的な話や雑学について紹介していきます。今回は最もポピュラーな白熱電球編です。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

「電球の父」エジソン


白熱電球にもいろいろな種類があります。
皆さん、白熱電球を発明した人を知っていますか。

1879年にトーマス・エジソン(米国)が発明したことは有名ですが、実はそれ以前にも、スワン(英)やゲーベル(独)という人達が電球を発明していました。この二人も有名な科学者なのですが、一般的にはそれほど知られていませんね。

なぜ「電球の父」はエジソンなのでしょう。
それは、彼が電球だけではなく、住宅や施設に電気を供給するシステムを考えて実用化したからです。これによって、電球は世の中に幅広く普及していきました。

エジソンの発明後、間もなく、電球は日本へやってきます。この時代でも「日本人は新しいもの好き」と思わせるふしが見てとれます。

20世紀初期の日本のひかり事情を見ると、かなり電球が普及していたようです。昭和8年に書かれた谷崎潤一郎の「陰翳礼讃」には、谷崎の友人がパリに旅行した時のことが書かれています。

「日本では田舎でも電球なのに、パリではシャンゼリゼ通りでも石油ランプを使用している家がある」(要約)

とはいえ、発明当時の電球の品質はお粗末なもので、今日私達が使っているとは比較になりませんでした。

例えば寿命。今でこそ1000~2000時間ですが、初期のモノは、数10~数100時間。今の感覚からすれば、非常に短いものでした。そして明るさ面。当時主流だったガス灯や石油ランプよりも暗く、実用的とは言い難いものでした。

そんな日陰者の電球も、産業発展によって、驚くべき速さで品質改善がされていきます。

次の頁では、電球の五大発明についてご紹介しています。  
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