階段室に間接照明は向いている?
昇り降り口に足元灯を配灯 |
間接照明による階段照明 |
一方、天井面への間接照明もできるだけ避けた方が良いでしょう。これは逆に段差の陰影が生じにくいことと、例えば2階から降りるときの視点で器具内のランプが見えるとまぶしさでより階段の形態が見えにくくなる可能性があるからです。もし間接照明を考えるのであればグレアが生じず、さらに階段の段差がわかりやすい仕上げにすることで改善されます。
階段の途中に踊り場があると階段室の安全性はより高まります。そして照明の演出効果上、あるいはランプ交換などのメンテナンス性を考慮するにも都合が良いです。
最近では上記の照明に加えて階段の昇り降り口に人感センサー付き足元灯を設置することが増えてきました。高齢者の住む家では、彼らが健常でも落下事故は十分に考えれれるため早めの予防策としての取り組みが注目されているのです。
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