想像力を掻き立てる暗さの演出
普段のダイニングルームも、明るさを変化させることで夫婦間の語らいの雰囲気を高めることはできるのです(ヤマギワ・リビナアカデミア照明実験より) |
少し学術的なお話をしますと日本色彩学会では、精神物理学的相関概念として、色は光であるという「物理面」から考えるものと、意識や心といった「精神面」から考えるものの2つが相関していると定義しています。つまりこの定義で暗さを説明すると、光の条件が悪いところで物を見る場合、「精神面(心理面)」をより強く働かさなければならなくなるため、もっとよく見ようとして、想像力をかきたてられるというのです。(引用:「人は何故色に左右されるのか」千々岩英彰著)
美しい夕日をイメージした照明演出がポイントです |
雰囲気作りはスタンド器具を活用して
色々な色の光を使って普段の雰囲気をガラッと変えてもいいですね(カラーキネティクスショールーム) |
また低い位置に柔らかに光るスタンドを置くのも気分を変えるのに最適です。いつもの器具にランプ交換だけで手軽にカラーライティングを楽しむことが可能な電球型のLEDランプはお勧めです。いろいろな光の色が出せるので例えば少し気分を鎮めたいときや就寝前にブルーの光を、ピンクの光にすれば気分が高揚するなど場の雰囲気に合わせて色を変えてみるのも面白いです。
コンセントにつなげる調光器があれば、わざわざ調光用スイッチにするための工事は不要ですね(LUTRON HPより) |
ここまで雰囲気作りが出来たならあと必要なのは、おいしい料理と楽しい会話でしょう。きっと、いつもとは違う雰囲気でしっとりとした語らいができることでしょう。
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