照明・LED/照明器具・間接照明の基礎知識

暖かい光の中で 冬を快適に過ごす照明術

寒くなってきましたね。暖房器具に頼るだけではなくお部屋の雰囲気から暖かくしてみませんか?雰囲気で実際に感じる温度も変わってきます。快適に冬を過ごしたいですね。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

電球より暖かに見える蛍光ランプ


写真1.電球型蛍光灯(Natiionalカタログより)
電灯照明以前の光源は全て火の光で、それは暖かさをも伴っていました。今から130年ほど前にエジソンが発明した電球も発光原理的には火の光です。電球のバルブ内にあるフィラメントが燃えて発光している訳です。

夏、電球照明の下での生活は暑苦しくて嫌だという人も少なくありません。
ということは、電球照明は逆に冬を暖かく過ごすのにとても都合のよい光源になります。しかし現在蛍光灯で生活されている方は急に蛍光灯を電球に変えるわけには行きません。そこで蛍光ランプの中でもいくつかの光色がありますので、もし白色の光であれば電球色に変えることをお勧めします。

  
寒い日は暖かい食事を囲みながら家でゆっくり過ごしたいですね。

見た目で暖かな雰囲気は色温度の低い光源ほど効果的です。光色は色温度(単位はK-ケルビン)で数量化されます。ちなみに焚き火は800K、キャンドルは1900~2000K、電球は2800K前後です。

蛍光ランプの電球色はランプの種類によって2800Kと3000Kの2通りの色味があります。一般的に3000Kの色は少し白色がかった電球色で、白色の光に慣れている人でも比較的受けいれやすい光色といえます。

これに比べると2800Kの電球色蛍光ランプはきわめて電球の暖かさに近く、数字上では電球と同じような感じに見える光色になります。2800Kの電球色は写真1の蛍光ランプになります。

次の頁では、寒い冬を暖かな光で過ごす方法についてご紹介しています。
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