伝統的なベッドサイドランプ
写真1 シェード型ブラケットによるベッドサイド照明 |
シェード型スタンドはベッドサイドのナイトテーブル上に配置されます。ベッドサイドに適当な光の広がりと照度をもたらすためには、シェードの大きさと支柱の高さを計算しなければなりません。
さらにシェードに内蔵される光源の種類も重要です。枕元に対してランプの位置が高すぎると光が広がりすぎてまぶしい光が目に入りやすくなります。もしダブルやツインベットであると隣で寝ている人にとってあまり好ましくありません。
写真2 天井のアジャスタブルダウンライトがベッドサイド照明の役割を果しています。 |
逆にシェードの位置が低すぎたり、シェードの径が小さいと光は器具の直下を多く照らし、本への照度が充分に得られません。シェードには布製のように光を透過するものと金属製のように不透過のものがあります。ホテルでは多くが前者の光を透過するものが選ばれます。それは部屋全般を柔らかな光で包む環境照明的な役割を兼ねるからです。
シェード型スタンド器具には最近多くのホテルで電球から電球色の小型蛍光灯が選ばれるようになっています。点灯に若干の遅れがありますが、省エネルギーのことを考慮すれば仕方のないことだと思います。
次の頁では、「ベッドサイドの光が変わる」についてご紹介しています。