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絵画の照明2 我が家が美術館

今回は住宅に絵を飾るときの照明についてご紹介します。さりげない演出でご自宅がギャラリーのような高級感のある雰囲気に変わります。ぜひお試し下さい。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

イメージアップにもなる玄関の絵画


写真1
額入りの絵画や写真、ポスターなどはインテリアのアクセサリーとして空間に不可欠です。これらは住宅でも玄関やリビングルームなどに飾られ生活者の目を楽しませてくれます。しかし、照明が不十分だと折角の装飾も効果的に映えません。住宅では現実にそのような扱いを受けている絵画が少なくないと思われます。

その理由として家に飾られる絵は本物と違って印刷が多いためあまり明るく魅せることにためらいがあるのでしょう。または美術館と違って何時でも目に留まるため、あえて光で引き立たせようと言う意識が積極的に働かないのかもしれません。

しかし一番の理由はどのように照明して良いのかわからないことだと思います。絵画の照明でよく行われるのはスポットライト器具による方法です。例えば写真1の玄関に飾られる写真パネルはライティングレールに3台のスポットライトで照明されています。

写真2 ラトゥールのポスターを使用
このような照明によって絵画などが訪問者の目に留まるとしたら、そのことでこの家の印象が高まる効果も期待できます。また、あまり広くない玄関であれば絵の照明は主照明としても機能し、結果的に玄関の明るさも確保できます。

照明を変えなくとも絵画などを定期的に入れ替えるだけで玄関の雰囲気が一変するのも興味深いことです。
次の頁では、美術館ではできない照明演出についてご紹介しています。
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