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ステンドグラス物語1 神の光、癒しの光

教会のステンドグラス窓から差し込む光には神々しさを感じます。色光には癒し効果もあるようです。今回はノートルダム寺院と、日本の作家の小川三知をご紹介します。日本画風の一味違ったステンドもお勧めです。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

荘厳なゴシック建築と神の光


写真1.ノートルダム寺院バラ窓
太陽光線をプリズムで分解すると赤から青紫までの虹色を見ることができます。この様に光を分解したり透過させたりする素材としてガラスが用いられます。

中でも色ガラスは太陽光線の持っている無限の色の一部を多く透過するもので、例えば青色ガラスは光源のスペクトルのうち青色を多く透過し、その透過光が目に入ってガラスの色を青と認識するわけです。色ガラスの起源は紀元前と言われていますがはっきりと分かっていないようです。

9世紀ごろにはその色ガラスを鉛縁でつなぎ合わせたステンドグラスの技術が確立されており、12,13世紀のゴシック時代、教会建築の大きなステンドグラス窓は空間に新しい美しさを表現する様になり、ヨーロッパにステンドグラス文化が花開きました。これらの窓の多くは、聖書の物語などを図像化して、字の読めない人にもキリスト教の教えを分かりやすく説いた、まさに神の光でもありました。


写真2.ステンドグラスを透過した光
写真1はパリのノートルダム寺院にある高さ13メートルのバラ窓です。13世紀建設当時のものが一部残っているそうです。私が見たのは冬の暗い曇りの日でしたので、色が鮮やかに見えませんでしたが、太陽光が直接バラ窓を透して入射する様子を想像するとまさに神の光を感じずにはいられないと思います。
   
最近では透過色光は癒し効果があり、生理的にも好ましいということで、光色による療法等もあります。ステンドグラス窓は礼拝堂に癒し効果を与えているに違いありません。(写真2)
次の頁では、日本画風のステンドグラスについてご紹介しています。
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