磨くほどよく輝くストラスビーズ
写真3.アイランドシャングリラホテル客室(香港) |
確か日本では40年ほど前にスワロフスキーを使ったクラシックシャンデリアが流行りました。この頃の日本は高度成長期に入りかけた頃で、照明も美しい煌きの多いほど評価された時代でもありました。したがって照明器具の飾りの部分を覆うスワロフスキーのゴージャスな光は人々の憧れでもありました。
スワロフスキーのなかでも7色に輝く最高級のストラスビーズはモダンな形態を持つ照明器具にも使われています。モダンな建築空間は勿論のこと、ホテルの宴会場や劇場のロビーなど格式のある空間にも採用されていたのを覚えています。
このビーズの輝きを最大限引きだすには眩しくない程度に、きらめき効果の高いクリア電球の使用が欠かせません。また、ビーズは埃や手の指紋、水滴がつくとキラメキを弱めたり、失ったりすることが考えらえます。
そんなときは一個一個丁寧に磨くことが望まれます。ビーズの数が多い器具では専門的なメンテナンスが必要です。クリスタルビーズは丁寧に磨くほどに美しい輝きが再生されるのです。
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