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福岡の地下街(2ページ目)

福岡では近年新しい商業施設が次々誕生しています。今回は新旧が交差する天神地下街をご紹介します。地下街は自然光が入らないので、照明が特に重要な役割を果たしています。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド


新しい照明手法を求めて


写真4.デパートにつながる通路
旧天神地下街のコンセプトは「19世紀のヨーロッパ」と、記憶していますが天井の暗い鋳物と床の明るいピンコロ石のコントラスに非日常的な美しさがあり、照明の効果もあいまってとても雰囲気がでていたと思いました。
  
しかも通路よりお店が明るく見えるため、お店に入りやすく、購買意欲を刺激していた空間であったはずです。現に27年間、ほとんど変わらず現状維持されていることはデザインが評価されていた証になります。(開業当初は暗さが気になってか、別の照明が加えられていたこともありました。)


写真5.デパートにつながる通路横の広場
新地下街は旧地下街より少し明るい感じで、デザインが継承されているようで、新旧が交差されているところでもほとんど違和感がありませんでした。(商店建築2005年10月号参照)
  
さらにこの地下街に連絡する通路や階段、及びその周辺にも幾つか面白い光がありました。全国的にLED照明の発展している中、普通の電球や蛍光ランプが上手に活用されているのを見ると嬉しくなります。


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