器具の取付工事費と電力費
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写真2.シーリングライトを使用した照明模型 |
照明に掛かる費用として器具代のほかに配線工事費と器具取り付け費、それに電力費があります。配線工事費は照明器具だけではなく他の電化製品に関係して発生します。照明の配線に関しては主要な部屋はできるだけ点滅・調光スイッチの数があったほうが良いです。
例えば広いリビングルームでは一室で3~4個くらいのスイッチがあるとそれぞれの点滅調光の組み合わせで限りない照明シーンの表現が可能になります。これによって雰囲気の演出もできますが、同時に電力費の節約にも繋がるのです。
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写真3.スタンド器具と壁を照らすダウンライトを併用した例。 |
次に器具の取り付け費は、例えば引っ掛けシーリング用白熱灯ペンダントが同様に2003年度の積算資料ポケット版(財団法人経済調査会)によれば約2300円、白熱灯ダウンライトが約3000円、2灯用環型蛍光灯シーリングライト(直付け)で約2100円になっています。仮に25灯の照明器具を選んでいる家庭では取り付け費の平均が2000円としても5万円の費用が見積もられます。そこでコンセントでつなぐだけのスタンド器具や引っ掛けシーリング、または引っ掛けローゼットを使って簡単に取り付けられるペンダント器具は電気工事の資格がなくても取り付けが可能なため、できるだけ自分で取り付けることを考えてみてはいかがでしょうか。
以上のようにちょっとした工夫や知識によって、それが省エネに貢献したり、節約になったり、さらに雰囲気の表現にも関係してくるのです。
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