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白熱電球を経済的に使う5か条(2ページ目)

白熱灯の光は質が良いけど、寿命が短くランプ交換が面倒だと思っていませんか?「省エネ」=「蛍光灯」だけではありません。今回は白熱灯の節電法とランプ寿命を長く使える方法をご紹介しています。

中島 龍興

執筆者:中島 龍興

照明ガイド

白熱灯の寿命は延ばせる!?


写真4.
第三条 場所によって110V用ランプを選ぶ
電球には良く見ると100Vか110Vの文字がバルブ表面か口金に書かれています。(写真4)電球の寿命は過電圧に影響を受けます。家の近くに工場がある場合、特に工場で電気を多く使用している機械があると、仕事が終わって機械が停止した瞬間に近隣の電圧が100Vを越えてランプ寿命に悪影響を与えます。家々の電圧が少し上がり部屋が明るくなってしまうのです。つまり100V用の電球だと急に明るくなった分、ランプ寿命が短くなります。このような状況にある家では110V用電球が薦められます。またランプがよく切れると思われる器具は110V用に変えることで、場合によっては今まで以上に寿命が延びる可能性もあります。

第四条 振動は禁物
電球の寿命に影響するのは電圧だけではありません。電球が点灯している状況は細いフィラメントが灼熱しているため、ちょっとした振動を与えるだけでフィラメントの断線する恐れがあります。例えばドアの近くに白熱電球用ブラケットがあると扉の開け閉めの振動でランプ寿命に悪影響を与えます。したがって扉は静かな開閉が求められます。

第五条 点滅は調光で優しくする
電球が切れる瞬間を思い出してみてください。大抵は点灯スイッチを入れた瞬間だと思います。この瞬間、電流がフイメントに多く流れるため、フィラメントに負荷がかかり切れやすくなるのです。そこで調光スイッチで徐々に明るくする操作が有効で、それだけでランプ寿命を延ばせます。

実際私の家では100Wリフレクタランプ用器具を4灯使っておりますが、2年半も経っていますが4灯ともまだ切れていません。この様にランプの使い方次第でランプの寿命を著しく延ばすことが可能なのでできるだけ、以上の5か条を守って使用されることが望まれます。

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