イカ釣り漁船の漁火
写真2.函館空港のターミナルビル |
このような間接照明を随所に取り入れたターミナルビル内は明るく、全般に暖かな光が目立ち、乗客を歓迎するに相応しい空間になっていました。3階に送迎デッキがあるのですが、夜は滑走路の青や青緑の光を見ることができます。
写真3.イカ釣り漁船の強い光で、空が明るくなっているのがわかります。(空港の送迎デッキで撮影) |
イカ釣りのピークは6月から10月にかけてだそうなので、この頃は函館山からの夜景にも時折漁船の光が目に入ってきます。また夜にホテルの窓からもイカ釣り漁船の強い光が雲に反射して、空が明るくなっている様子が見られました。
イカ釣り漁船はイカを光で寄せ集めるために現在、複数のメタルハライトランプ灯をランプ露出で点灯しています。しかしこれは海面より空などに光が多く放射される問題があります。そのため電気エネルギーをあまり使用しないLED器具を使用して海面だけに効率よく照明する方向に今後変わる見方があります。そうなると現在の漁火のような風情がなくなる心配も考えられます。
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