観葉植物を照らす


写真1.緑や花の照明でリフレッシュ
インテリアに観葉植物は欠かせません。緑は人の目を心地よく刺激してリラックス効果を与えるからです。そのため観葉植物はスポットライトで照明し、周辺から美しく浮かびあがる演出が求められます。しかし、観葉植物の多くはその成長に多くの光を必要としません。100ルクスもあれば十分なくらいです。この明るさはリビングルームの平均的な照度に近いです。

ところで、植物の葉が日中、緑色に見えるのは何故でしょうか。当り前のことで深く考えたことがないと思いますが、緑の葉は太陽光線の持っている波長のうち、赤色の長波長と、青色の短波長域のエネルギーを吸収して、緑色を反射する性質があるからです。

写真2.蛍光灯の間接照明で壁面を照らす
つまり緑の反射光が私たちの眼を刺激して葉を緑色に見せているのです。赤色と青色光は葉から吸収し、植物は成長していくのです。

今日では赤と青色光を多く放射する蛍光ランプが植物育成用として市販されています。照明されるものはやや紫色っぽい感じに見えますが、観葉植物の照明以外に水槽の照明にも応用されています。このような育成用蛍光灯は演出照明用としても効果が発揮されますが、光が拡散されるので注意深く照明しなければなりません。

その意味ではダイクロイックミラー付きハロゲン電球のスポットライトやフラットライトを使用する方が演出しやすいです。天井や床からスポットライト器具で観葉植物を照らす方法は極めて一般的です。葉の一部が輝き、部屋が暗ければ木陰が床や天井に映し出されます。また、明るい壁を背にして置かれたプラントポットはその後ろの壁をフラットライト(光の広がりが40°以上)で照明すると観葉植物がシルエットに見え、葉影が美しい植物を選ぶとより効果的です。

写真3.チューブ状のLEDをポットに沿って配灯
ダイクロイックミラーを用いたスポットライトは輻射熱が少ないことが特徴ですが、ランプと植物の距離が近すぎると葉が焼けたりすることも考えられますので注意を要します。

フラットライト器具は小型の床置き型器具が目立たないので勧められます。いずれも光源はローボルトハロゲン電球用が薦められますが、床置き型の器具は小さな子供が器具に触れる恐れのある場合は避けなければなりません。

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