ろうそくは明るさの基準だった


写真1.ロウソクの替わりに使用されるシャンデリア球
11月の末ごろになると街はクリスマスイルミネーションに溢れ、何故か気分もうき立つ思いになります。これからの季節、家でもイルミネーションで飾られ、同時にキャンドルが使われる機会も増えてきます。

キャンドルは今日、明るさを得ることより空間の雰囲気を高め、さらに装飾照明としての役割が大きいですが、電灯照明以前は照度をとるためのものでした。

日本では電灯照明の時代に入ってからも、初めのうちは普通の蝋燭1本の明るさを1燭光、として、電球の明るさを燭光、と言う単位で表現していました。蛍光灯が市場に出始める頃から燭光の用語が消え、ワットになったと考えます。したがってワット=明るさと思っている人がまだ高齢者の中にいるようです。

写真2.様々なランプの形状を生かした照明器具
キャンドルの光は風などによる空気の流れで微妙な揺らめきを起こします。この揺らぎは規則的とも不規則的とも言えない不思議な振動で、つい見入ってしまうほど私たちの心を引きつけます。そんな蝋燭の光にも欠点があります。それは、火災の心配があることです。

特に日本は木造住宅が多いため火の光に抵抗があるようです。キャンドルの年間使用本数の最も多いフィンランドに比べると日本はわずかです。

そこで裸火ではないキャンドルのような電球が幾つか開発され、市販されています。

次の頁では、キャンドルのような形と揺らめきをもつ電球についてご紹介しています。