テーブルウェアフェスティバル
暮らしを彩る器展2006
このページでは、洋食器の素晴しい商品をご紹介します。日本市場へ初登場の洋食器も多く、西欧の伝統世界に触れることの大切さと素晴しさを再認識させてくれます。
■1842年NewYorkの貿易商Davidhavilandが、フランスのリモージュ白磁の美しさと優雅さに衝撃を受けて当地に窯を開いたのがアビランド社(フランス)の始まり。
アビランドの顧客は、アール・ド・ヴィーブル(生活美学)に敏感で、素敵な食事のシーンをオシャレに演出するセンスの持ち主だそうです。 (輸入販売元株式会社丸東)
■ オーストリア第一のシャンデリアとグラスのメーカーとして知られるロブマイヤー社は1823年貴族の中の貴族と称されたハプスブルグ家が君臨するウィーンに設立されました。1836年にフェルディナンド1世の時代シャンデリアとテーブルセットを納めて「皇室御用達」の称号を得て、王宮は勿論オペラハウスや教会、ホテルなどの建築に「光の彫刻」を作ってきた歴史をもち、現代も優れたデザイナーを起用した高い芸術性と個性を誇る作品を作り続けています。ロブマイヤーのグラスは軽くて壊れにくいカリ・クリスタルで作られて実用面でも優れていることが人気の秘訣のようです。(輸入販売元:株式会社ロシナンテ)
■銀食器やカトラリで有名なフランス「エルキューイ」とともに青山のヴィヴラ ヴィ(Vive la VIe)で販売されている。(輸入発売元:ハウス食品株式会社)
■1744年ロシアの女帝エリザヴェータの勅命によりサンクト・ペテルブルグに誕生し、1766年には「ロシア帝室磁器工房」となり、中国磁器にも勝る上質な磁器は高く評価されて「エカテリーナ女帝の磁器」として著名な彫刻や絵画などと並ぶ芸術作品として扱われ、その後200年にわたってロマノフ家の磁器工房として高い品質の作品を作り続けた。ロシア革命のあと1925年にはこの磁器工房は「ロモノーソフ」と改称し、ソビエト時代には軍需産業のひとつとしてタイルや陶磁器製品を生産していたこともあるそうだ。
ソビエト崩壊後再びロシアの民間企業として立ち上がった中から、かっての世界博覧会で数々の賞を受賞した作品の再生が始まり、今回はブリュッセル世界博覧会において金賞を受賞した「コバルトネットシリーズ」を中心に感動を覚える作品を私たちに見せてくれた。(輸入販売元:株式会社アイ・エス・ティー)
左の2枚が「コバルトネットシリーズ」。本物の持つ優雅さと端正なディテールは身近で使いたいデザインだ。
■1748年フランス・ロレーヌ地方でドイツ人ボッホー家が開窯し、その後ルクセンブルグへ移転し、ハプスブルグ家のマリア・テレジアの庇護を受け王室御用達窯として発展しました。1836年にはフランス人ビレロイ家の窯と合併して、現在のビレロイ&ボッホ社となりました。フランスのファッショナブルな感性とドイツのハイテクノロジーを駆使して作られるテーブルウェアは魅力にあふれています。(輸入販売元ビレロイ&ボッホテーブルウェアジャパン株式会社)
また、陶磁器製のキッチンシンクや洗面ボウル、タイルなどの建材やバスタブや便器などのサニタリー機器でもVilleroy&Bochの製品には魅力あるものが数多くありますが残念ながら輸入されていないアイテムもあります。キッチンのガイド記事「リラインスが輸入するドイツの最高級設備機器」や「新しい水廻り創造空間を体感しよう『ルベイン』オープン」のなかでは株式会社リラインスが輸入しているVilleroy&Bochの洗面化粧台や洗面ボウルを取り上げています。
今年のビレロイ&ボッホのデザインコンセプトは「ジャパネスク」。和の空間を意識したインテリアデザインが世界的なトレンドとなっていることを伺い知ることができる。
■=新・食空間=ノリタケ
新しく提案された和食器のデザインは今までのノリタケの造形とはひと味違った魅力がある。
■至高のもてなし~大倉陶園~
国産陶磁器メーカーの中でも世界最高の商品づくりにこだわる大倉陶園は、迎賓館御用食器とニューヨーク・バーニーズと共同開発のオリジナル食器などを、異業種とのコラボレーション展示で試みている。
海外ブランドは今回取り上げた以外に、
■ ヨーロッパ最古の陶磁器メーカードイツ「フェルステンベルグ」(輸入販売元:株式会社ロシナンテ)
■日本国内での知名度も高まってきたワイングラスのオーストリア「リーデル」
■ その鮮やかな色彩で知られるイタリア「タイトゥ」
■ドイツクリスタルメーカーの「ナハトマン」
■マレーシアの手工芸品「クラフタンガン」
等が、今回のテーブルウェアフェスティバルに出展しています。
(C)Feb. 2006 Copyright HIDEWO KURODA KITCHEN SYSTEM LABO.INC.