試して合点!使って納得!シリーズVol.55
ビタクラフト自動調理システムRFIQ
アメリカ・ビタクラフト社は、ステンレスの高級多層鋼鍋の有名メーカで、日本市場でも人気の高いブランドです。
一般的に多層鍋と呼んでいる鍋は鍋底が多層構造になっていても、立ち上がりの部分まで多層となっている鍋は少ない。ビタクラフトの鍋は、底面から立ち上がり部分までが一体となった全面多層構造が特長で、炎が回るガス熱源だけでなく、底面だけを加熱するIH熱源でも、包み込むようにして鍋全体に熱を伝えるため、美味しい料理を楽しむことができる。人気の高い無水料理ができるのも全面多層構造の特長だ。
ビタクラフト鍋には、全面9層構造の最高級シリーズ「ウルトラ」、全面5層構造のスタンダードシリーズ「スーパーファイブ」、同じく全面5層構造でコンパクトサイズの小家族用「ペティート」があり、他に「スーパー圧力鍋」、柔らかなフォルムの「ベジィ」、そして今回ご紹介する自動調理システム「RFIQ」など、暮らしのスタイルに合わせた多様なシリーズがラインアップされている。
自動調理でプロの味が楽しめる!
ビタクラフト自動調理システムRFIQ
この自動調理システムは、テーブルタイプの一口IHクッカーと、27cmフライパン、4lit.両手鍋、1.9lit.片手鍋の3種類の専用鍋(全面5層鍋)、24枚のレシピカード(12枚の別売追加レシピカードもある)とから構成されている。
テーブルタイプIHクッカーSTA-14J :100V-1,400W /75W相当~1,400W自動コントロール加熱/
モード選択はオートとマニュアルがあり、専用鍋以外の鍋はマニュアルで利用する。当然のことながら普通の卓上型IHクッカーとしても使える。
IHクッカーの左側にあるセンサーと専用鍋のセンサーを同じ向きに置いてカードデータを読む。
自動調理用レシピカード。
カードはレシピごとに一枚づつまとめられ、材料と調理途中に混ぜ合わせる作業等もわかりやすく書かれている。カード通りの手順でプロの味が楽しめる。
ビタクラフトの多層鍋を使ったレシピの数々は、野菜に含まれる水分や肉や魚に含まれる油分で調理する無水、無油料理を基本としているので、コレステロールの摂取量を減らしながら、美味しく食べるヘルシー調理が多い点が嬉しい。
また、厚さ4mmの全面5層鍋は、自動で微妙な加熱コントロールをするので、無駄なエネルギーロスを防ぐ省エネ調理となる。プロの火加減を自動でやってくれるので、多忙な日々をおくる共働きのカップルにとっても強い味方になってくれる最新の調理道具だ。
難点を挙げるなら、このシステムのセット価格が税込み価格で241,500円と高いことかもしれない。
次ページから、この自動調理システムRFIQを使ったレシピにチャレンジしてみよう!
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