前回の成功する家の買い換え基礎講座<1>では、家を売却する際の5つのポイントと、事前に知っておきたい「媒介制度」についてご説明しました。この回では、前回紹介した5つのポイントの1つ目である「業者の選び方」について解説します。業者を選ぶことは家の買い換えが成功するかどうか、直接関連するとても大事な部分なのです。

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■まず、「一般媒介」か「専属専任媒介」かを決めましょう。


「専属専任でないと力が入らない」とか、「専属専任なら広告もたくさん打てるし」と言って、専属専任媒介契約を取ることそのものが、仲介業者にとっては非常に重要なことのようです。もちろん、そこは業者側の動機付けの部分でもあるのですが・・・

もちろん、早く売るためには1社に頼んで早く結果を出すという方法は悪くありません。しかし、ただ単に専属専任の依頼を取りたいがために、本音以上の高値の査定をする営業マンがいますから、そこは注意が必要です。高値の査定を出した人が、高く売ってくれるわけではありません。高値で希望的観測を持ち自分で舞い上がってしまうよりも、最低の価格がどこなのかを見極めることの方が大事です。

色んな数字を色んな業者から言われますが、査定の内の一番安い金額が安全ストッパー(安くてもここまで)の数字だと割り切って受け止めてみてはどうでしょうか。私の経験では、高値を言う営業マンよりも厳しい値段を言える人のほうが自分に自信があったようです。提示価格以外の本質的な能力やモラルの部分で、シビアに依頼先を見極める事が必要です。

■一般媒介のいいところ

また、急いでいない!時間が掛かってもいいから最高値で絶対に売りたい!そういう方には、一般媒介でも悪くはありません。複数の依頼先を競争させて、高い方を選ぶと言う選択の主体性を握っているわけですから、専属専任のときのような「あなた任せ」の不安はありません。ただ、自分の物件評価に対する過信がありすぎては悪循環におちいります。本人以外の他人や潜在客にとってまったく魅力のない物件価格であっては、ただ時間の無駄と言うものです。時間をかけて高く売れる時代ではありません。