頼れる営業マンの3条件は「信頼」「礼儀」「相性」。
とにかく話して、聞いてみて。頼れる営業マンかを見極めよう
フランクに話ができ、頼れる営業マンを見つければ購入・売却もスムーズに |
ポイント1:まずは、こちらの要望をきちんと聞いてくれる営業マンであること
望みどおりに物件を購入したり売却したりするための第一歩は、まずその要望をきちんと営業マンに伝えることです。物件を探したり、売却先を見つけたりするために具体的に情報収集活動をしたり、交渉に動いてもらうのは担当営業マン。であれば、営業マンに的確に要望をインプットすることがとても重要です。
そこで大事なのが、ちゃんとひとつひとつ丁寧に要望をこちらのヒアリングしてくれる営業マン。しかも聞いたことはちゃんと覚えていてくれなければ意味がないので、1週間後くらいに、こちらの条件の要点を覚えているか、物件見学などの際に確認すると良いです。
ポイント2:営業マンに必ず同じ質問をしてその反応で見極める。また礼儀やマナーは大丈夫か?
まず確認したいのは、質問はその場で適当にごまかさず、分からないことは時間がかかってもちゃんと調べてくれるかどうか。また、購入者の個人情報をさらけ出し、高い買い物の手続きを任せる営業マンだからこそ、いくら仕事の対応は速くても、社会人としての基本的な礼儀やマナーが守れない営業マンとはお付き合いしたくないものです。
汚い感じの長髪やのびた爪など不潔感漂う人には、家に入られるのも、対面で相談するのも不快な感じがしてしまうもの。また、いきなりタメ口で馴れ馴れしかったり、言葉使いが乱暴だったり、というのも要注意。買主や売主に敬遠されてしまうような営業マンでは交渉もうまく進みません。
ポイント3:相性はいいか。
次に確認したいのは要望をちゃんと伝えやすい、話しやすい人物かどうか。人間だからやっぱり相性もあります。会うたび緊張感が高く、話しにくくてうまく要望が伝えられないというのであれば、気の合う人を探したほうが、結果的にスムーズに事が運ぶケースが多いのです。
見極めてもこちらから営業マンは選べないのでは?
ちなみに営業マンをこちらから指名したり選ぶことはできるのでしょうか。
不動産会社の考え方にもよりますが、最近では指名して選べるところも多くなってきているようです。例えばホームページから各店舗情報へ行くと、営業マンのプロフィールや実績などが顔写真付きで紹介されているケースも少なくありません。では、いったん担当してもらったあとで、気が合わないと感じた場合はどうすればいいのでしょうか。そんなケースでも、悩んだり無理して我慢したりする必要はなさそうです。営業所の責任者に事情を話して相談すれば、担当営業マンを交代してもらうこともできるといいます。常識の範囲内ですが、リクエストしてもよさそうですね。
以上三つのポイントで見極めたうえで、長い付き合いとなるパートナーとしての営業マンを見つけたいものです。
ただし、こちらの願いをかなえられないからといって、必ずしも頼れない人とは限りません。例えば、値下げして欲しいのはやまやまだけど何百万円ともなると、どれだけ担当営業マンが頑張っても無理なこともあります。くれぐれも無理難題ばかりをふっかける「ワガママ客」になってしまい、営業マンからも敬遠されて思い描いたように購入や売却が進まない、などとならないよう注意したいところです。
次回は、引き続き「知っておきたい営業マンとのナイスなお付き合いのワザ」をお伝えします。