子供の居場所。「アクタスキッズ自由が丘」からリビングソファとキッズファニチャー。 |
子供の居場所
少し前の日本の住まいでは、子供部屋といっても障子や襖で仕切られた空間で暮らしていました。それはいつも家族の気配を感じていたと言えます。その不自由さのなかで、“ゆずる”、“思いやる”、“がまんする”ことなどを自然に学んだと思います。近年、住宅の欧米化で独立した子供部屋を設けることが一般的になりました。しかし、個人主義が発達した欧米とは根本的に子供のしつけ方が違うのが現実で、今や独立した子供部屋の弊害などが叫ばれるようになりました。そこで、キッズインテリアを考えるにあたって子供の居場所やキッズルームについて考えてみませんか。100人いれば100通りある子供の居場所
子供と大人が離れすぎずに、時間と空間を共用できることがなによりも大切です。そのためには、家族のライフスタイルや親の考え方がしっかりと決まっていることが重要になります。子供の居場所は、親のライフスタイルによってさまざまなスペースの作り方が考えられます。一般的な考えにとらわれることなく、ライフスタイルに合わせた子供のためのスペース作りを心がけましょう。100人いれば100通りあっていいのです。家の中での子供のスペース作りを考えることによって、子供のためのインテリア“キッズインテリア”が「家族のつながりを育む」ことを改めて確信できるのではないでしょうか。子供の成長に合わせた“キッズインテリア”が必要です。■子供の成長に合わせた4つのステージ
この世に生を受けて誕生したときから、子供のスペースが必要になります。
子供の成長に合わせて、4つのステージに分けて考えてみます。
<INDEX>
1) 0~1.5歳 乳児期
2) 1.5~6歳 幼児期
3) 6~9歳 小学低学年
4) 9~13歳 小学高学年
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