一部屋を2人で使うキッズルーム。「フォルミオ」自由が丘のショールームより

子供の成長に合わせたステージ!

子供の居場所は、子供と大人が離れすぎずに、時間と空間を共用できるということが基本になります。これは子供の時だけではなく、青年になっても、極端に言えば永遠に対人関係のポイントといえるのではないでしょうか。子供の居場所を4つのステージに分け、子供の成長にあわせたキッズインテリアを考える第2回目です。

<INDEX>
1) 0~1.5歳 乳児期
2) 1.5~6歳 幼児期
3) 6~9歳  小学低学年
4) 9~13歳  小学高学年



始めての部屋作り!小学生低学年(6~9歳)

カタログ
ちょっと大人びた子供部屋です。「インザルーム名古屋」のキッズコーナーより。
日本では小学校入学の時に学習デスクを購入するのが慣習になっています。祖父母がランドセルと学習デスクを孫のプレゼントにと手ぐすねを引いて待ちわびています。売り場にあるのは、キャラクター付き、上下作動付き、本箱などあらゆる付属品がびっしり付いたものが多く、デザインよりも機能重視、安価でよく売れる物が店先にならびます。また一方では、祖父母の4つの財布をターゲットにした過度に立派すぎるデスクなどが目立ちます。

小学校入学時に必ずしも個室に学習デスクが必要なのでなく、小学生になるための心が構え、それぞれ子供の成長に合わせて家庭内環境を整えてあげることを主の目的にしましょう。

■この時期の子供の居場所
小学生になると子供も、家族との生活環境の中で自立心が芽生え、社会の一員としてルールを知ることになります。この時期は、子供部屋という個室がが必要なのではなく、子供の居場所を確立してあげることが重要になります。学習デスクは勉強するためにあるのではなく、子供にとっては自分のカテゴリー、スペースであったり、避難場所であり、空想を膨らませる基地かもしれません。

学習机を買うときは、勉強のためと思いがちですが、それだけではなく、“机”があると言うことで、そこが子供の居場所になると考えてみてはいかがでしょうか。子供の個性を構築するための道具と考えましょう。最近は子供室無用論が出ています。リビングにデスクを置いたり、個別のデスクは少し大きくなってからと、大きなダイニングテーブルの一角を子供専用にしたり、開放的な学習室を設けたり様々です。それぞれのライフスタイルに合わせたユニークな子供のスペースが考えられます。

■子供室を作っただけで満足しないこと!
小学生入学時にベッドと机、カーテンを付けて、始めての個室を与えて、親は満足、やれやれ一安心。毎日子供室の掃除やお片づけ、めんどうを見過ぎるぐらい身の回りには気を遣います。しかし、インテリは放任主義になっていませんか!できれば、四季に応じてインテリアを変えてあげてほしいのです。カーテンなど業者にフルオーダーは高価過ぎ、もちろんカーテンやベッドカバーは手作りで、簡単に四角い布にクリップランナーで挟むだけで既成レールに取りつけることができます。あまり布でお揃いのクッションなど作るなど子供と一緒に部屋作り、季節の変化やインテリアのおもしろみを味わってほしいと思います。子供とのコミュニケーションツールの一つとしてインテリアを使ってみてはいかがでしょうか。

次ページは「(4)プライバシーを守れる居場所づくり!高学年(9~12歳)に続きます。