インテリアコーディネート/インテリアコーディネートの基本

子供の成長期別インテリアコーディネート 0~6歳編(3ページ目)

子供部屋の弊害などが叫ばれています。そこで、子供の居場所を4つのステージに分け、子供の成長にあわせたキッズインテリアを考えてみませんか!

菅野 民子

執筆者:菅野 民子

インテリアスタイル実例ガイド

2)子供だって居場所がほしい!幼児期(1.5~6歳)

カタログ
子供のための小さなテーブルと小さな椅子。「アクタスキッズ自由が丘」のショップより。
親の保護のもとで、外部との接触が始まる時期です。新しい友だちや公園デビュー、空・虫・葉っぱ・花など子供の視野が広がっていきます。
親の目が届くリビングの片隅に遊び場を設けるなど子供専用のスペースを作ってあげましょう。遊ぶ場所と寝る場所の分離をすることで、小さいときから“空間の意識”を育てることができます。それぞれのスペースで違う動作や作業をすることで、パブリック空間とプライベート空間があることを認知させることができます。感受性を育む大切な時期です、小さな子供でも一人前に自分の居場所がほしいものです。
インテリア道具としては、キッズ家具、おもちゃ、カーペット、絵本などがあります。

自分だけのスペースと共有スペース
幼児だから何もわからないと思いがちですが、一人前の個人としてキッズスペースを与えることにより、幼児なりに家族とのふれあいと個の確立を自覚していきます。子供をしつけるためには、子供のためのインテリアを考えてあげる必要があります。たとえば、リビングの一部などにキッズコーナーつくってあげましょう。小さなラグを敷いたスペースに、小さな机、小さなイスなどを置いてあげることで、自分のスペースを意識することができます。リビングの大きなソファは大人の座る場所、小さなキッズソファは子供の座る場所など、子供のスペースがあることで、家の空間に秩序があること、全部が子供のための空間で無いことを教えてあげてください。

もちろん子供はじっと座っていることは苦手、いつもうろうろと動き回っています。大好きなのはお母さんの膝の上で頭をなでなでしてもらうときです。それに変わるような、いつでも温もりのある自分だけの居場所、隠れ場所、基地などがあるといいですね。

次ページは「キッズのための収納」に続きます。
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