ベネッセ調査を形にした三井ホーム「レゾンテ」
地面のある戸建てだからこその中庭。子供の砂遊びからホームパーティまで、外からの視線を気にせずに存分に楽しめる(三井ホーム「Laisonte」) |
子どもにとってウレシイのは「家族のコミュニケーションがあふれる家」。そんな視点から、約30畳の吹き抜けの家族共有スペースを「ファミリーコモン」(コモンは共有という意味)と名づけ、その中に料理・食事・くつろぎ・遊び・学びの5つのエリアをビルトイン。雑誌を読んだりTVをみたり、家族がそれぞれ別のことをしながらも互いの気配を感じ、親子が互いに目が届くので、自然とコミュニケーションも深まるという仕掛けです。
子どもだって欲しい!「キッズリビングエリア」
ファミリーコモンの一角にはキッズ専用リビング(右端)。子供が成長したら、家族のPCルームにも |
子どもが成長したら、机とパソコンを設置して家族のインターネットエリアにしたり、カードゲームやチェスに興じたり。ファミリーコモン内の各エリアは、境界を「置き家具」でゆるやかにゾーニングしているので、子どもの成長に合わせてエリアの大きさや使用目的、インテリアを変化させることも可能です。
家族みんなで読みふける?階段ライブラリー
「なに読んでいるの?」家族が通るたびに会話が生まれる階段ライブラリー。一人で読書していても、いつも家族の気配が感じられる |
同商品のテーマは、家族だけでなく「自然ともつながる家」。一戸建てならではの地面のある戸外とのつながりを重視し、ファミリーコモンは開口部全体が開くフルオープンサッシに。中庭は建物と塀で囲まれているので、子どもが安全に土や緑と触れ合うことができ、もちろん家族ぐるみでのホームパーティにも最適です。
こんな子どもを中心とした贅沢な空間づくりができるのも、床面積にゆとりのある一戸建てならではのメリットといえるでしょう。では、この住宅の開発の元となった調査を中心に、「最近の子どもは家をどう捉えているか」について次に考えてみましょう。