戸建てだけでなくマンションも、ショールーム拠点も増設
ハウスメーカーのリフォーム事業は、これまでの自社の戸建て物件だけでなく、自社以外の一般住宅やマンションへと、対象もどんどん広げています。より生活ニーズを汲み上げやすい女性のリフォームアドバイザーを活用したり、レジャー地にショールーム拠点を置いたり、今後のストック時代を見据えた先行投資が目を引いた2007年。以下、いくつかの例を見てみましょう。■創立40周年で総力あげるミサワホーム
一般の木造軸組住宅の耐震リフォームにも対応できる制震装置「MGEO-R」も登場 |
■三井ホームリモデリング、東京ミッドタウンに大拠点
好調な定額制マンションリフォーム「M-STYLING」プレミアム |
■古民家からマンションまで。「住友林業ホームテック」
「マンションにも木の家を」というキャッチでスタートしたマンションリフォーム「Ma:Ri」 |
■東急ホーム×東急アメニックス「有明ショーサイト」
新築も建て替えもリフォームもここでOK。ビッグサイトの近くにオープンした「有明ショーサイト」エントランス |
東急不動産グループ傘下で戸建て新築を行う「東急ホーム」とリフォーム専業「東急アメニックス」が手を組んだ共同ショールーム「有明ショーサイト」(1,317平方メートル)が、2007年10月にオープン。大塚家具やTOTO、大建工業、YKK APなどの建材メーカーと新たに提携し、「戸建て×リフォーム」のシナジー効果を追求。国産・輸入資材を共通化し、デザイン様式別に外装・内装を展示。新築・リフォーム両面から様々な提案をしています。
女性アドバイザーによる快進撃つづく
ハウスメーカーのリフォーム事業に共通して言えることは、女性の活用で効果を挙げていること。例えば、積水ハウスリフォームでは、営業スタッフ「リフォームアドバイザー」の多くに女性社員を数多く登用。出産育児などで退職した優秀な女性を再雇用したり、活躍しやすい職場環境を構築しモチベーションを高め、生活者として実生活に即した提案ができるうえ、「コツコツと実績を積み重ねキャリアアップに励む人が多い」と、今後も採用を拡大する方針だそうです。家を買ったりリフォームする消費者の側も、それに応える企業の側も、ようやく「女性の時代」到来なのかもしれませんね。さて、2008年はどんなリフォーム・イヤーになるでしょうか。
【関連リンク】
・住宅リフォーム推進協議会「平成18年度 住宅リフォーム実態調査・概要」(PDF)