4月26日に大阪駅に隣接する場所にオープンした「グランフロント大阪」(大阪市北区)。先日、私はその中核施設である「ナレッジキャピタル」にある「SUMUFUMULAB(住ムフムラボ)」を見学してきました。大手ハウスメーカーの積水ハウスが運営する施設で、これからの住まいや暮らし方について、色々と考えさせてくれる施設でしたので、今回詳しくご紹介してみたいと思います。

関西発の知的創造拠点「ナレッジキャピタル」

「グランフロント大阪」は日本初や関西初を含む様々なショップやホテル、オフィス、マンションからなる一大複合施設。オープン以来、マスメディアにも数多く取り上げられていますから、関西居住の方以外でもご存じの方が数多くいらっしゃると思います。

ナレッジキャピタル

グランフロント大阪にある「ナレッジキャピタル」の様子。関西発、日本発の技術開発、情報発信の場になることが期待されている(クリックすると拡大します)

私は4月22日のマスコミ向けプレオープンイベントの際に、「ナレッジキャピタル」内を見学してきました。「ナレッジキャピタル」は、一般消費者や企業、研究機関、大学などが交流する知的創造拠点。合計82社(4月22日時点)が参画しており、大阪発、関西発の技術開発や情報発信などを行うことが目的とされています。

このように表現すると難しそうですが、「フューチャーライフショールーム」(21の参画テナントで構成)では、商品の購買はもちろん、新たな生活提案や発見、学びの機会が提供されており、来場者は家族みんなで自由に楽しめる内容となっています。

面白いところでは、例えば近畿大学水産研究所による、世界で初めて成功した養殖マグロなどの専門料理を味わうことができるお店なども出店。このほか、「THE世界一展」や、関西ならではのイベントも行われるといい、大阪を活力づける場所になる期待されています。

さて、この記事はあくまでも住宅・住まいに関する内容ですので「ナレッジキャピタル」そのものに関する紹介はこれくらいにしておいて、ここからは「住ムフムラボ」について詳しくご説明したいと思います。「住ムフムラボ」はこの種の施設には珍しく、積水ハウスの総合住宅研究所が運営をしています。

ですので、別に住宅を購入したいという方々や積水ハウスに興味を持っていないという方でも、自由に見て回れる内容となっています。展示内容は、「かぞくのカタチ」「いごこちのカタチ」「いきかたのカタチ」の3つのゾーンで構成されています。具体的には次のような感じです。

住まいや暮らしの気づきの場 「住ムフムラボ」

・「かぞくのカタチ」
「子育て・子育ち」をテーマにした空間展示。「キッズデザイン」を実大空間で体験できるほか、多世帯居住やペット共生などの展示を行っています。
・「いごこちのカタチ」
積水ハウスが提案する「スローリビング」など、五感による住まいの快適性を体験できるスペース。安心安全や健康などに関する展示も。
・「いきかたのカタチ」
「シニア世代の暮らし方」についての実大空間が用意されており、趣味や緑、食など5つのテーマによる展示も。

住ムフムラボ

積水ハウスが開設した「住ムフムラボ」の内部の様子。消費者は気軽に訪れて住まいや暮らしの気づきの体験をすることができる(クリックすると拡大します)

展示内容は4月26日時点のもので、内容は定期的に入れ替わるといいます。一般来場者は以上のような展示内容から、「こんな暮らし方もあるよね」とか「こんな風にすれば家族が長く楽しく暮らせるね」などと、気づきを得られるようになっています。

積水ハウスとしては企業責任として、その住まいのノウハウや提案を広く発信し、皆さんに暮らしや住まいの気づきの場所を提供しようとしているわけですから、皆さんはお気軽に来場してより良い住まいや暮らしのヒントを持ち帰ればいいのだと思います。

この「住ムフムラボ」は研究開発拠点でもありますから、これから採用されるであろう様々な技術についての展示や体験も可能です。例えば、現在、普及が進みつつあるスマートハウスが今後、どのような進化をしていくのか、などということも体験を通じて理解できると思います。

そこで、次のページでは自動車メーカー・ホンダ(本田技研工業)とのコラボレーションなど、大きく二つの特徴的な展示とイベントについてご紹介します。