注文住宅/女性視点の家づくり

夫vs妻ではココが違う~住宅購入検討編(2ページ目)

シリーズ2回目は、同じ団塊Jrでも男女・夫婦では住宅への思いも大きく違っている点に注目。住宅購入で夫婦の意見が分かれるという話はよく聞きますが、原因はこんなところにある?

河名 紀子

執筆者:河名 紀子

家づくりトレンド情報ガイド

住宅購入へのこだわりは断然「妻」に軍配

下の図表をみてください。右端が黄色の項目は、女性が男性を大きく引き離して重視している項目。青色の項目は男性が女性を引き離して重視している項目です。
住宅購入に関する意識
「団塊Jr女性vs男性 住宅購入に関する意識の違い」。やはり妻のほうが夫よりもこだわっている項目が多い

これを見ると、団塊ジュニア妻が夫よりも強くこだわっている(右端が黄色)項目は
・「モデルルーム・分譲住宅等を見学することが好き」
・「住宅購入については妥協をしたくない」
・「子供の学費や親の介護などで将来の出費に不安がある」
・「注文住宅を中心に検討している」
・「友人・知人が住宅を購入すると気になる」

一方、夫が妻を引き離して回答が集中した(右端が青)のは「ローン金利・住宅購入に関する税金等の情報については詳しいほうだと思う」のみでした。

「不安があるけど友人に自慢できる注文住宅が欲しい」

団塊ジュニア夫婦イメージ
団塊ジュニア妻は雑誌やモデルルームなどからイメージ的に住宅購入を捉える傾向が
この回答を総括すると、とにかく住宅購入は夫より妻のほうが強いこだわりを示し、モデルルームなどを見て住宅のイメージを思い描きながら情報収集するのはとても熱心。でもローンや・税金・資金計画は夫にお任せ……という団塊ジュニア妻の実像が見えてきそうです。

また、「家族・営業マン以外で住宅購入の相談できる人がいる」というのは、明らかに友人に相談しているのでしょう。友人が買うとすごく気になり、友人を呼ぶことを前提にするといった見栄を張りがちなのも、友人づきあいを大切にするこの世代特有のこだわりではないでしょうか。

では次回は、各部屋への男女差・夫婦のこだわりの違いをご紹介します。お楽しみに!

【関連リンク】
神谷コーポレーション

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