住宅は「クルマ」抜きでは考えられない時代に
クルマ好きならこんなヴィンテージ車を眺めて暮らしたい(写真はトヨタホーム「アトリスプラザ」) |
しかし、都市部では敷地が限られるため、駐車スペースの確保が困難な場合も少なくありません。屋外や外構に駐車スペースを確保することが難しい都市部では近年、家の中に駐車スペースを取り込んだ、いわゆるビルトインガレージ住宅が普及してきました。かつては、大きな開口をとらなければいけないため耐震性が不安だったり、粗雑になりやすいガレージがファサードとなるため、外観のデザイン性でも調和が難しい場合もありました。
しかし、都市の狭小地でもクルマを持ちたいというユーザーが増えるにつれ、住宅企業も工法を改善・増強したり、街並みと調和できるガレージを工夫するなど、さまざまな新提案がでてきています。
トヨタらしいガレージ住宅が誕生
ガレージを生活・収納空間と捉えた「エスパシオEF ガレージのある暮らし」 |
そんなトヨタホームが今年4月、トヨタらしいノウハウを生かした「エスパシオEF ガレージのある暮らし」を発売。「エスパシオ」はスペイン語で「空間・ゆとり」、「EF」は「Enjoyment for Family」の略で。同社独自の鉄骨軸組工法「EST工法」を採用した「エスパシオ」シリーズで展開しており、ここに「ガレージのある暮らし」という商品が加わった形です。
首都圏などのガレージ付きモデルハウスから得られたユーザーの声を反映 |
ガレージを駐車場としてだけでなく、収納や趣味空間といった生活空間としても捉え、屋内にすることで街並みデザインと調和させるなど、クルマにこだわるトヨタらしい視点での提案が特徴的です。
次ページでは、遊び心満載のガーレジハウスが登場します。