「センターリビング」と「センター階段」
リビングを通って2階の子供部屋にのぼる動線にしている「センター階段」(写真:ミサワホーム「ジニアズ・リンケージ・ウィズ・キッズ」) |
そしてキッチンの横には壁や扉で仕切られていない「パパの書斎兼アトリエ」がつながっています。このプランではパパの書斎は2階の隅でなく、キッチンとリビングに面したオープンエリアにあります。仕事から帰ってきたら、子供のいるリビングと奥さんのいるキッチンを通らないと自分の書斎アトリエに行けない動線になっています。
キッチンの間横にオープンにつながっているパパの書斎。趣味の釣りで捕れた魚をおろす水場もあり、ここでも楽しい家族の会話が生まれそう(三井ホーム「papa@home」) |
実はこのモデルハウス、ガイドがテレビの情報番組で紹介したことがあるのですが、スタジオにいたコメンテーターの学識者の方は「このプランはいい! 私は仕事で書きモノをするときはいつも個室の書斎でなく、ダイニングテーブルで女房と話しながら書いたほうがはかどるんですよ」とコメントしていたのが印象に残っています。そんなリラックスしたパパとママの会話や光景に触れることで、子供も安心して成長していきます。
「名称のないスペース」の意外な効用
どこにも溢れているクリスマスツリーですが、家ではその意味について子供と考えたいもの |
しかし、例えばリビングとダイニングの間に、あえて名称をつけない「コミュニケーションのためだけのスペース」もあっていいかもしれません。テレビも本もゴハンも、あえてない空間だからこそできるコミュニケーションもあるかもしれません。そこにクリスマスツリーなどを飾れば、テレビにも食事にもジャマされない、静かな空間でクリスマスの意味を子供と一緒に考えたり、家族で良き来年を祈ったり……そんなアットホームなクリスマスのひとときが過ごせたらいいですね。
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