太陽光発電は今年、国も民間も重点項目に掲げている成長分野(写真協力:セキスイハイム) |
国の補助金制度で約20万円安く
補助金額は、1kWあたり7万円。標準的な住宅屋根に搭載する家庭用システムは約3~3.5kWのため、補助額は21~25万円程度になります。太陽光発電の定価はおおよそ3kWで210万円くらいですので、この国の補助金だけでも1割安で買える計算になります。経済産業省は今年度、200億円の補助金予算を積んだ(写真はイメージ) |
補助金申込先は、各都道府県の指定窓口。例えば東京都なら、都庁にある(財)東京都環境整備公社(東京都地球温暖化防止活動推進センター、TEL:03-5338-3472)になります。ここに所定の申請書類を提出し、太陽光発電の設置工事終了後に補助金が交付される、つまり補助金対象額が指定振込先に入金される仕組みです。
申請方法や書類などは「太陽光発電普及拡大センター」(TEL:043-239-6200)のHPに詳細がありますので、ご覧になってみてください。現時点の申請件数も随時アップされていますので、残りどのくらいの枠が残っているのかも分かります。
さらに東京都ならプラス約30万円
東京都民なら国と都の補助金を併用できる |
この補助金の交付条件として、補助金を受けた太陽エネルギー利用機器(太陽光発電システム、太陽熱利用システム)が生み出す10年分の環境価値の譲渡を受け、その一部をグリーン電力(熱)証書として発行されます。文末関連リンクにあるホームページで「補助金交付要綱」「手続きの手引き」が詳細にあり、申請書類も同サイトからダウンロードできます。
しかも、国や自治体との補助金とも併用できるので、たとえば太陽光発電のある住宅を建てる方には、国から20万円、都から30万円、さらに区市町村でも補助金制度があればトリプル併用できます。次ページでは品川区の場合をご紹介。