「賃貸暮らしでも、セカンドハウスを持つ」という生き方
ガイド セカンドハウスや週末住宅を建てる人って、年代的にはどのような方が多いのでしょうか?「家族のためにあえて週末住宅をもつケースが増えています」と語る鈴木氏 |
ガイド ほぉ……分かるような。東京では一戸建てがなかなか叶わず賃貸マンションだけど、セカンドハウスなら大自然の中で広々一戸建てで、子供をのびのび過ごさせたい、と?
「子供たちと庭でバーベベューをしたい」との施主の要望を受け、敷地内の小川を呼び込んだ設計に。鈴木さん名づけて「軽井沢のしとしと雨を愉しむ家」 |
「おっしゃるとおり、東京では戸建てをもつことは本当に大変ですし、持てたとしても庭までは……。中途半端な小さな庭に甘んじるなら、東京や都会ではマンション暮らしでも、軽井沢など自然が豊かなところで、敷地もゆったりあって、トータルでも安い!と」
家族が都会を離れて初めて、一つになれる場所
ガイド なるほど。その感覚は新しい感じがしますね。すると、年代によって建てる目的が違ったりするのですか?「これは年代というより、その方の置かれた環境というか、ケースバイケースですね。趣味や読書に没頭したいとか、友達呼んでワイワイしたいとか、『薪ストーブVS暖炉の対決を突き詰めたい』とか。ただ、最終的に皆さんに共通しているのは、家族や夫婦のためだということですね」
緑豊かな大自然を思い切り室内に取り込むため、内装はシンプルな白い壁に木板をアクセントに |
「とにかくセカンドハウスへ行って、ゆったり過ごしたい。これこそ皆さん共通です。だからセカンドハウスを建てる時にも、必ず家族や夫婦の存在がありきで、それぞれ好きに過ごすにしても、個室ベースでなく、あくまでみんなで過ごす場所が欲しい。これが主役です」
こんなテラスで身を大自然にゆだねれば、いつにない家族の会話もできそう…… |
次回は、新しい二世帯住宅としてのセカンドハウスの役割や、土地・素材・依頼先選びのポイントについてインタビューします。お楽しみに!
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