浴室/システムバス・浴槽の基礎知識

『今流』のバスルーム選び(2ページ目)

最近はバスルームにこだわる人が増えてきたようです。そこで、今回は『今流』のバスルーム選びを先輩達のデータを交えながら見ていきましょう。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

手すりはあたり前の時代に!

バスルームに設置したアイテムとして、まず挙げられるのが手すり。【調査1】では、約9割の人が設置しています。標準仕様として設置されている場合も多くなっていますが、手すりは付いていればいい、というものではありません。取り付ける位置や手すりの形状については、使用する人の使い勝手に合わせることが重要です。特に高齢者や障害を持っている家族がいる場合は、使いやすい商品、位置をショールームで確認するようにしましょう。

浴室乾燥暖房機も半数以上の人が設置

浴室乾燥暖房機も人気のアイテムのひとつです。【調査1】では59%の人が、【調査2】でも52%の人が設置したと答えています。浴室そのもの、洗濯モノの乾燥はもちろん、冬場の暖房機器ともなるスグレモノは、主婦には魅力あるアイテムです。温度のバリアフリーという点でも検討したい設備機器でしょう。あれば便利な設備ですが、それだけに上手に使わないと宝の持ち腐れということも。「いつも窓を開けているので換気は充分」「ドラム式の洗濯乾燥機を買ってしまったから必要ない」という方は要注意かも。

そのほか、設置アイテムで多いものは、サーモスタット付き水栓金具、3枚引戸、多機能シャワー、緊急呼び出し機能、曇り止め付きミラーなど。注目はTV・AV。バスルームがよりリラックス空間として考えられてきていることがわかりますよね。

掃除のしやすさは重要なチェック項目!

また、【調査2】のバスルーム選びで重視した項目を見てみると、「デザイン・色」が63%、機能・性能」が51.7%、「手入れ・掃除」のしやすさが49.1%、「使いやすさ」46.9%、「価格」32.1%と続きます。特に「機能・性能」や「手入れ・掃除」は前回調査より増加傾向にあります。最近のメーカー商品をみても「掃除のしやすさ」を強調したものが多くなってきています。

【調査1】の掃除やお手入れで難しい部分という項目をみると、ドア(33%)、洗い場床(32%)、排水口周辺(30%)と並んでいます。これらの部分における各社の素材や工夫は見逃せないポイントです。ショールームではとかくデザインや色などに目がいきがちですが、このような細かい工夫を確認することが、バスルーム選びではますます重要になってくるのではないでしょうか?

【関連情報】
バスルームメーカー情報 
浴槽素材の種類と特徴 
浴槽のカタチと設置方法の基礎知識 
給湯器の基礎知識


--- コレだけはチェックしておきたい! 設備・建材選びの基礎知識 ---
【1】キッチンの選び方
【2】バス・サニタリーの選び方
【3】床・壁・天井材の選び方
【4】屋根・外壁・窓・エクステリアの選び方
【5】冷暖房・空調の選び方
【6】その他(照明・エレベーター…)の設備の選び方
【7】輸入設備・建材の選び方
【8】設備全般・基礎知識・ショールーム活用術
【9】リフォーム基礎知識
【10】メンテナンス・お掃除術
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