浴室/バスルームまわりの新商品・トレンド

さすり水流と斬新なくつろぎ空間のオフロ(2ページ目)

住まいの設備機器や建材は日進月歩。このコーナーでは、そんな新商品やショールームオープンなどの情報をお届けします。今回は、「さすり水流」と斬新な「くつろぎ空間」のオフロです。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

「隅」と「縁」の処理がポイント

細部まで配慮された空間。換気設備も天井にすっきりとおさめ、フラットな天井に
今回の商品はプロダクトデザイナー深澤直人氏がデザインを担当。携帯電話や家電・雑貨ブランドで著名な深澤氏が生み出すシステムバスは、すっきりとした設計、斬新な空間デザインが特徴です。

余計な凸凹を排除した設計は「隅」と「縁」の処理がポイント。システムバスは通常、防水性や強度などのために目地や縁や幅木を設けていますが、それらの性能を確保しながら、極力凸凹を無くし、空間の美しさを高めているというわけ。たとえば、天井と壁の目地は、通常幅23ミリを0ミリに。浴槽と壁の目地幅を約8.3ミリから5.6ミリに。床と壁の間の巾木は高さ70ミリを20ミリとしています。見た目のすっきり感はもちろん、掃除がしやすいというメリットもあります。また、床は目地やありがちなタイル模様を施さず、きれいな平面とし、また、つや消しの表面は落ち着いた雰囲気を醸し出します。

システムバスなのに置型のバスタブ?!

すっきりとした空間に据えられた人造大理石の浴槽。腐りにくい加工処理を施した米ヒバのすのこを敷くことでやさしい風合いの空間に
もうひとつの特徴は、なんといってもシステムバスとしては業界初の「置き浴槽」「すのこ」「ベンチ」といった新しいアイテムが用意されていること。システムバスで「置き浴槽」というのがかなりの驚きです。このように床・壁・天井が美しく収まると浴槽を設置しても違和感がないんですね。

また、自然素材を用いてより居心地のよい空間を生み出すことも可能とか。専用の米ヒバの「すのこ」は、明るいライトウッドと空間を引き締めるダークウッドが用意され、インテリアに合わせて選ぶことができます。立ちやすく座りやすい同素材のベンチも置いてみてもいいかもしれません。

また、最近は浴室だけでなく、洗面やトイレ空間との繋がりを求める声も高まっています。この商品の場合も、3部屋を一体化させた水まわり空間を提案しています。浴室と洗面室をつなぐ細いドアフレームは、空間の連続性を高めていますし、浴室と洗面室の床を揃えることも可能です。浴槽と同様の人造大理石の洗面ボウルなど、好みに合わせた空間づくりを実現できるとか。

浴室と洗面室、トイレと統一感のある空間に
バスルームプランの際には、必ずショールームでその空間や機能を確認することが大切です。システムバスの空間に入ってみて、サイズや機器の使い勝手、内装材の感触などじっくりとチェックするようにしましょう。

[予定小売価格]
1621サイズ(1.25坪用)約178万円~
1717サイズ(1坪用)約159万円~
1616サイズ(1坪用)約152万円~
※同じ1坪タイプでも、浴室の内寸が1650ミリが1717サイズ、1600ミリが1616サイズとなります
※価格は消費税込み、別途工事費が必要



【詳細情報】
松下電工 

【関連情報】
浴槽・浴室乾燥・シャワーメーカー情報
浴槽の種類 ココをチェック!
浴槽のカタチ ココをチェック!



--- コレだけはチェックしておきたい! 設備・建材選びの基礎知識 ---
【1】キッチンの選び方
【2】バス・サニタリーの選び方
【3】床・壁・天井材の選び方
【4】屋根・外壁・窓・エクステリアの選び方
【5】冷暖房・空調の選び方
【6】その他(照明・エレベーター…)の設備の選び方
【7】輸入設備・建材の選び方
【8】設備全般・基礎知識・ショールーム活用術
【9】リフォーム基礎知識
【10】メンテナンス・お掃除術
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