内装材選びはデザインだけでなく機能も考慮して

立体的にみえる独創的なデザインの調湿壁材。湿気を調湿し、においも軽減。undefined[調湿壁材undefinedさらりあ~と プライムパレット<32B>] undefinedDAIKENundefinedhttp://www.daiken.jp/index.html

立体的にみえる独創的なデザインの調湿壁材。湿気を調湿し、においも軽減。 [調湿壁材 さらりあ~と プライムパレット<32B>]  DAIKEN

空間のイメージを左右する壁材や天井材には、ビニールや紙などのクロス(壁紙)や塗壁、木、タイルなど多種多様な素材があります。それぞれ特徴がありますが、より快適さを高める機能を持たせた素材も多くみられるようになりました。

たとえば、調湿機能を持たせものは、リビングやダイニング、寝室などはもちろん、湿気の気になる納戸やクロゼットに用いてもいいでしょう。防汚機能を持つものは、キッチンや洗面室に、消臭機能があるタイプは、ペットの臭いが気になる部屋などにも向いています。

さまざまな素材、商品があるので、選ぶ際には、デザイン性はもちろんですが、用いる空間に適した機能を考慮することも大切でしょう。

自然素材には調湿性に優れるものが多くみられる

快適な空間を生み出す素材としては、まず自然素材が挙げられます。自然素材といっても多種多様ですし、その性能はさまざまですが、おなじみなのは珪藻土や漆喰などでしょう。

珪藻土は、海や湖などに生息していた単細胞の植物プランクトンの死骸が堆積して出来た土層から採取されるもの。多孔質である(ことから、吸湿性、吸放質性、保温性、断熱性に優れる素材です。石膏ボードに直接塗り付けられるもの、クロスの上に塗ることができるリフォーム向けの商品、炭や繊維など他の素材を組み合わせた商品などもあります。

また、漆喰壁は、消石灰に砂と糊などを混ぜて土壁の上に塗るもので、滑らかな表面の日本独自の塗壁仕上げ。耐久性、調湿性、断熱性、防火性などに優れています。色は白が基本ですが、色土や顔料を加えたタイプも。通常の塗装仕上げのように施工できるタイプ、漆喰を用いたクロスなど施工性を高めたものもみられます。

調湿性のある無垢材、傷がつきにくい木質系パネルを用いても

古くから用いられてきた木質系のぬくもりのある壁に、心地よさを感じる方も多いのではないでしょうか。木質系の壁材は、壁一面に用いるほかに、腰壁として取り入れてもいいでしょう。

無垢材であれば、その素材感はもとより、調湿性も期待できます。建材商品としては腰壁材(腰壁パネル)などの名称で提案されているものがみられ、無垢材のほかに、突き板や化粧シート(仕上げ)などがあります。衝撃に対して強く、へこみや傷の付きにくい製品であれば、小さなお子さんが遊ぶ中で壁にぶつかったり、車椅子などの移動の際に触れるなどしてできる傷つきを防ぐことができるでしょう。

また、最近では室内でペットを飼うケースも多くみられますが、ペットが触れやすい部分を木質系の腰壁にしておけば、傷もつきにくく、掃除もしやすいもの。メーカーからは、ペットの爪による傷に強い加工を施した商品もでています。

空気環境を整えるタイルも人気素材に

結露を抑え、湿気を吸収。部屋干しのジメジメ解消の効果も期待できる。脱臭や有害物質を吸着し低減、お手入れもしやすい。施工が簡単なので、リフォームにも。undefined[エコカラットundefinedデザインパーッケージ] undefinedLIXILundefined http://www.lixil.co.jp/

結露を抑え、湿気を吸収。部屋干しのジメジメ解消の効果も期待できる。脱臭や有害物質を吸着し低減、お手入れもしやすい。施工が簡単なので、リフォームにも。 [エコカラット デザインパーッケージ]  LIXIL

タイルは、耐久性や耐水性に優れるため、主に水まわりに用いられる素材ですが、最近では居室の床や壁材などでも、取り入れられるケースもみられます。

特に、調湿や消臭機能を持つタイル商品は、リビングやダイニング、ベッドルームなどで用いる例も増えてきています。ペットを室内で飼う場合であれば、気になる臭い対策にもなるでしょう。テクスチャーやデザインのバリエーションも豊富になり、さまざまなインテリアに合わせることも可能、壁面を個性的に仕上げることができるでしょう。

調湿機能や消臭機能を持つパネル状の建材も

建材メーカーからは、基材に特殊な加工を施すなどして、調湿や消臭、化学物質を吸着するなどの機能を付加したパネル状の壁材や天井材も揃っています。

たとえば、室内の湿度が高くなると、余分な湿気を吸って結露やカビの発生を抑える機能、トイレや生ごみの臭いなどの原因とされる物質を吸着する機能などを持つものなどがあり、また、湿気だけでなく、からだに悪影響を及ぼすホルムアルデヒドを吸着するタイプも。壁だけでなく、天井に取り入れるケースもみられます。

くつろぎの空間や寝室などはもちろん、湿気が気になる、納戸やクロゼット、バスルームに隣接する洗面室などに向いている商品もありますし、壁のアクセントとなるようなデザインのもの、既存の壁や天井に設置しやすいリフォーム向けの商品もでてきています。色パターンも木目調のもの、ブロックやストライプ柄など揃っているので、空間に合わせてコーディネートすることも可能です。

汚れにくく、お手入れが楽になる素材

気になる汚れから壁面をガードするセラミックパネル。トイレや洗面、キッチンの壁面に。焼き物らしい釉薬の素材感を生かしたタイプ、木目や石目などを再現した柄物、花柄など多数の色柄も。[ハイドロセラ・ウォール]undefined TOTO undefined http://www.toto.co.jp/

気になる汚れから壁面をガードするセラミックパネル。トイレや洗面、キッチンの壁面に。[ハイドロセラ・ウォール]  TOTO

キッチンの壁は汚れやすく、掃除のしにくい部分のひとつ。特にコンロ前の壁は、油や調味料などが飛び散りやすく、すぐに汚れてしまうこともあるものです。最近、多く用いられているのが、汚れがこびりつきにくく、汚れても落ちやすい加工が施されたパネル状の壁材。水や熱に強く、油汚れにも強いのが特徴で、システムキッチンの標準仕様にもみられる素材です。

メーカーからは、キッチンだけでなく、洗面室やトイレなどに適するタイプも提案も。アンモニアなどに強く、細菌の繁殖を抑えることができるので、空間を清潔に保つことができるものです。シンプルなデザインだけでなく、タイル調や石目調、木目調のものなど、色柄も揃っているので、インテリアに合わせて選ぶことが可能です。

音を調整する天井材で聞きやすく

音の響き過ぎをおさえる吸音効果を持つ天井材。 [ダイロートン健康快適天井材undefinedクリアトーン9<201>] undefinedDAIKENundefinedhttp://www.daiken.jp/index.html

音の響き過ぎをおさえる吸音効果を持つ天井材。 [ダイロートン健康快適天井材 クリアトーン9<201>]  DAIKEN

居心地のよい空間づくりには、音環境も大切なポイント。たとえば、広々としたリビングに大画面テレビを設置している場合など、音が響いて聞こえにくかったり、話し声が聞き取りにくいこともあるものです。建材メーカーの商品には、不快な生活音や室内の音の響きを和らげる天井材も。音の響き過ぎを抑える吸音性に優れた天井材を取り入れることで、軽減できるケースもあるでしょう。

さまざまな特徴を持たせた素材や商品が提案されていますが、それぞれの細かな機能性に関しては、専門的な部分もあるので、具体的にどのような性能なのか、ショールームアドバイザーの説明を参考に、設計担当者と一緒に確認するようにしましょう。選ぶ際には、デザインも含めて、ショールームで実物を確認すること。その上で、住まいの環境や間取りに合わせ、空間の特性に適した素材を選択することが重要です。


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