内装建材/内装建材の基礎知識・選び方

調湿、防汚etc. 機能を持つ内装タイルの種類と特徴

素材感やデザイン性が魅力のタイルには、さまざまな機能を付加したタイプもみられます。ここでは、内装材として用いられる機能タイルについてまとめました。

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

デザイン性だけでなく機能性を高めたタイルも注目のアイテムに

調湿や消臭、有害物質を吸着・低減し、快適な空気環境に。ナチュラルで柔らかな表情も特徴。[エコカラットundefinedグラナスundefinedヴィスト]undefined undefinedLIXILundefined http://www.lixil.co.jp/undefined

調湿や消臭、有害物質を吸着・低減し、快適な空気環境に。ナチュラルで柔らかな表情も特徴。[エコカラット グラナス ヴィスト]   LIXIL

色や形状、豊富なデザインバリエーションを持つ内装タイル。個性的な空間を実現することができる素材に魅力を感じる方も多いでしょう。

水に強いことはもちろん、汚れもつきにくく落としやすい、色褪せしにくい、という特徴を持つタイル。主にキッチンやバスルーム、洗面やトイレなどといった水まわりに多く用いられる素材ですが、最近では、リビングや寝室などの居室に用いるケースも多くみられます。デザイン面だけでなく、快適さや使い勝手を考慮した「機能タイル」と呼ばれる商品も充実、さまざまな空間に取り入れやすくなってきています。

「機能タイル」には、快適な空気環境を生み出すもの、清潔さを保つもの、滑りにくいタイプや床の冷たさ軽減するものなどが挙げられます。空間のプランや使い方にあわせ、必要な機能を持つ素材を取り入れることが大切でしょう。

調湿や消臭など、快適な空気環境を保つ

リビングや寝室など居室の壁材として用いるタイルで注目されているのが、快適な空気環境を生み出す機能を持つタイプでしょう。

メーカーによって製造方法や性能、特徴は異なりますが、タイルに細かい空孔を多く持たせ、その呼吸能力によって、部屋の湿度を調整、快適な湿度を保つというもの。梅雨の時期など、湿度が高い場合は湿気を吸収、冬の乾燥期など湿度が低い場合には放出するので、結露やカビ・ダニの発生を抑えることも期待できます。また、シックハウスの原因のひとつであるVOC(揮発性有機化合物)も吸着する性能のあるものも。その他、銀イオンを配合することで、臭いを分解、消臭効果を高めたものなどもみられます。

居室の壁面はもちろん、湿気や臭いの気になる洗面やトイレ、玄関などに用いたり、室内でペットを飼っている場合などに取り入れても。商品は、デザインも豊富に揃い、さまざまな空間コーディネートが可能でしょう。

清潔さを保つ、抗菌性能を持つタイル

バスルームやサニタリーは、 なによりも清潔さを保ちたいスペース。たとえば、バスルームであれば、入浴後に床が湿ったままの状態では、アカや石鹸カスに付着した細菌が繁殖してしまうことも。それらのヌメリの発生につながる細菌の繁殖を抑える、抗菌性能を付加したタイルもでています。トイレであれば、細菌の繁殖を抑制することで、尿石の付着や尿石を原因とするアンモニア臭を抑える効果も。清潔さを保ちたいキッチンなどにも向いているでしょう。

その他、汚れが気になる目地もお手入れが楽な素材がみられるようになりました。油汚れやしょうゆなどの汚れが染込みにくく、防カビや抗菌性能を発揮するものなどがあります。

滑りにくい床タイルやひやっとしない床タイル

ヒヤッとしない肌触りなので、浴室だけでなく、洗面やトイレなどにも。[サーモタイル プレージョ]undefined LIXILundefined http://www.lixil.co.jp/

ヒヤッとしない肌触りなので、浴室だけでなく、洗面やトイレなどにも。[サーモタイル プレージョ]  LIXIL

住まいは、誰でもが使いやすく安全なプランであることが基本です。たとえば、バスルームでは、子供でも高齢者でも使いやすい浴槽や水栓金具、滑りにくい床材などを選ぶことがポイントでしょう。システムバスでは、滑りにくい床材は標準的な仕様となっていますが、現場施工でのバスルームの場合であれば、滑りにくい床タイルを選ぶことが大切です。メーカー商品には、滑りの原因となる水膜を減らすため、表面に細かな凸凹やミゾ、突起加工を施したタイプの床タイルなどが揃っています。

また、冬場のバスルームで感じる床の冷たさを軽減するタイルもあります。タイルに細かな気泡を作ることなどによって保温層を作り、温かく感じる機能を持たせた素材。気泡があることで、タイルそのものの熱伝導率が小さくなり、足が触れることでの熱移動量が抑えられ、冷たさを感じにくくなるものです。

目地のない大判タイル素材なども

気になる汚れを防ぐ壁材、汚れが染み込まず、日ごろのお手入れが簡単な大判セラミックの床材。[壁undefinedハイドロセラ・ウォールundefinedundefined床undefinedハイドロセラ・フロアJ]undefined TOTO undefined http://www.toto.co.jp/

気になる汚れを防ぐ壁材、汚れが染み込まず、日ごろのお手入れが簡単な大判セラミックの床材。[壁 ハイドロセラ・ウォール  床 ハイドロセラ・フロアJ]  TOTO

目地のない大判セラミックに抗菌作用を施した、ニオイや汚れを防ぐトイレ専用床材もあります。目地がなく便器まわりの汚れをサッと拭くことができるので、掃除もしやすいでしょう。清潔にしておきたいキッチンや洗面室などにも、光触媒によって、抗菌効果と防汚・防臭効果を持つ壁材などがみられます。

タイルだけでなく、最近の内装材は快適さや使い勝手を高める機能を持つものが豊富に揃ってきています。ただし、商品や素材によって、その効果はさまざま。検討する場合は、ショールームで実際の商品を確認するとともに、具体的にどのような機能があり、効果が期待できるのか、アドバイザーや設計担当者などに、確認することが大切でしょう。


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