デザインバリエーションが豊富なタイルは、外壁材や玄関ポーチ、ガーデニング空間など、住まいの外まわり空間でも人気の素材。最近では、デザイン面だけでなく快適さや使い勝手を考えたもの、環境へ配慮したものなど、機能性の高いタイルもみられます。

ここでは外まわりで用いられる機能タイルをみていきます。

汚れが雨で落ちる外装タイル 

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雨できれいになる「ナノ親水」の外壁タイル。親水性の効果で外壁材表面に水が行きわたり、表面についた汚れが洗い流されやすくなる。 [「ナノ親水」の外壁 ライトクリスタボーダー] INAX(LIXIL)

外装材は、外観デザインの印象を大きく左右すると同時に住まいの寿命にも関わる重要な素材。サイディングやモルタルなど種類がありますが、デザイン性はもちろんメンテナンス性などの高さなどからタイルに魅力を感じる方も多いでしょう。

もともと汚れが付きにくい素材のタイル。より機能性を高めたタイルとして、セルフクリーニング機能を持つ商品もみられます。たとえば、「光触媒作用」を応用したものは、光触媒機能層に光が当たることで生まれる分解力と親水性(水を掛けた時に水をはじかずに表面に広がる性能のこと)によって、汚れが付きにくく、雨で流れ落ちやすくするというもの。

「ナノ親水」を利用して、外壁の表面に薄い水の膜をつくって、汚れを付きにくく落ちやすくするものもあります。また、電子レベルのテクノロジーを応用し、タイルに付着する汚れを落とすというものもあります。

汚れにくい床タイル

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表面の微細な孔を極小にとどめ、汚れが刷り込まれることをの防ぐ。 [マイクロガードフロア フォスキーライト(外床タイプ)] INAX(LIXIL)

玄関ポーチやテラスなどの床材として用いる場合、滑りにくさといった安全性はもちろんですが、汚れに対する性能にも配慮したいところでしょう。

一般的に、屋外の床タイルには目には見えないような凹凸があるため、表面についた土や砂などを踏みつけることで汚れが刷り込まれてしまうことも。汚れの侵入を防ぎ美しさを保つため、タイル表面の細かな孔を少なくすることで、汚れにくくしたタイルもでています。

保水性能のあるものも

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植物を夏の暑さから守り、打ち水効果の心地よさも。並べて敷くだけで、簡単に施工することができるので、テラスやベランダに。 [バーセア] TOTO 

また、雨水や散水を吸収して、蓄えることができる保水性能を持つタイルもあります。細かな気孔から少しづつ水分を蒸発させることで、表面の温度が高くなるのを防ぎ、涼しさを保つことができるもの。節電や暑さ対策のアイテムとして注目されている機能です。

その他、光触媒を応用したタイルは、排気ガスや排煙から発生する大気中の汚染物質を除去する「空気浄化効果」があるものも。また、住宅建材としてはまだ難しいようですが、ヒートアイランド対策として、特殊な形状と反射率の作用によって太陽光を天空に反射、気温上昇を抑えるタイルの開発も進んでいるとか。


このように、タイルといってもさまざまな機能を持たせたものがあります。ただ、商品によって、その効果はさまざま。プランニングと同時に、具体的にどのような機能があり、効果が期待できるのか、しっかりと確認することが大切でしょう。ショールームでは、性能実験などを確認できるところもあるので、積極的に利用するようにしましょう。


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