キッチンは子どもにとって魅力的な場所

キッチンまわりは危険がいっぱい

キッチンまわりは危険がいっぱい!安全対策は必須です。

キッチンには子どもにとって魅力的な道具がたくさんあります。何でも切れる包丁や、蛇口から出る水だって子どもにとっては遊びの対象になります。

知らないうちに子どもが水遊びして床がびしょびしょになり下階に漏水したり、親のいないうちに電子レンジにおもちゃを入れて加熱し、火災になった悲しい事件も過去にありました。今回は、このような事故を防ぐために、キッチン周りにできるくふうについて見てまいりましょう。

 

一番の対策はキッチンに子どもを入れないこと

子どもを事故や危険から回避するために一番よい方法は、キッチンに子どもが入れないようにすることです。「子どもを脅す住まいの3つの危険エリア」では、キッチンの安全対策としてキッチンの入り口に安全柵をつけると良いこと、安全柵をつけられる間取りとそうでない間取りがあることを述べました。

安全柵で対応する場合、柵は両側の壁(または枠)にしっかりと取り付けることが大切です。そういった仮設的なものではなく、ちゃんとした侵入防止扉を取り付けたい場合は、大工さんに頼んで柵を取り付けてもらうという方法もあります。

【写真1】キッチンの入り口に引き戸を設けた例。高さは60cmほどで十分。視界もさえぎらず狭く感じることはない。

【写真1】キッチンの入り口に引き戸を設けた例。高さは60cmほどで安全対策には十分。低いので視界もさえぎらず狭く感じることはない。


【写真1】は新築のケースで、床のフローリングにV型のレールを仕込み、キッチンの入り口に高さ60cmくらいの引き戸をつけた例です。引き戸なので子どもがいないときは開けっ放しに、いるときは閉めておくことができます。床にレールを入れるのが難しい場合でも、取り付け金物の工夫で似たような扉を設置することができます。扉の高さは60cm程度でも「子どもを入れない」という効果を発揮します。

【写真2】引き戸を引いたときの様子。引き戸にするにはこのような引きしろ(そで壁)が必要です。

【写真2】引き戸を引いたときの様子。引き戸にするにはこのような引きしろ(そで壁)が必要です。


【写真2】は引き戸を開けたときの様子。引き戸にするには、写真2のような引きしろ(そで壁)が必要です。子どもが不在の時は引き戸を開けておけばじゃまになりません。

引きしろがなく引き戸をつけられない場合には、出入り口の木枠に新しく木枠を取り付けて、必要なときに木の板をはめ込んでおく方法も有効です(【図1 参照】)。

図1。簡単な侵入防止扉の例
【図1】簡単な侵入防止扉の例。引きしろがない場合や、あとから設置する場合に有効。


この方法では、扉の開閉に少し手間取るため、大人が簡単にまたげる高さ(50cm)程度の扉にして、常時閉めておくというスタイルが良いでしょう。子どもが成長したら板を常時はずしておけばよいのです。

これらの侵入防止扉はキッチンのほか、階段の上りきったところや、風呂場、その他水まわりなど、子どもにとっての危険エリアの手前に設置すれば安全性はうんと高まります。

【関連記事】子どもを脅す住まいの3つの危険エリア

次のページでは、その他の安全対策についてみてみましょう。