中古住宅もプロの判定があると安心。
中古住宅もプロの判定があると安心。
ここ最近注目度がアップしている中古住宅ですが、購入のさい気になるのは「どの程度傷んでいるのか?」ということではないでしょうか。

中古住宅なので少々の傷みは想定していても、なるべく傷んでいない物件を購入したいのが本当のところ。物件同士を比較する時にも、例えば「同じモノサシ」で傷み具合の判定が出ていれば、検討材料として役に立ちますね。

中古住宅の定義

まずは中古住宅の定義を確認しておきましょう。一般的に中古住宅とは、建物が竣工して人が居住したことのある住宅、もしくは竣工後1年を経過した住宅を指します。つまり竣工後間もない物件でも入居者がいたり、入居者がまったくなくても竣工して1年が経っていれば中古住宅となるわけです。

ですから一言で「中古住宅」といっても、その状態はほとんど新築に近いものからかなり年月が経ったものまで、ピンからキリまであるということがお分かりいただけると思います。中古住宅を購入する時には新築以上に「どの程度の品質があるのか」をきちんと確認するべきだと言えるでしょう。

なお、新築住宅の性能を全国統一基準で判定する制度に「住宅性能表示制度」がありますが、今日ご紹介する「既存住宅性能表示制度」はその姉妹編、中古住宅バージョンとなります。

中古住宅の傷み具合をはかるモノサシ

既存住宅性能表示制度を利用した中古物件につけることができるマーク。
既存住宅性能表示制度を利用した中古物件につけることができるマーク。
「既存住宅性能表示制度」は、中古住宅の傷み具合を「同じモノサシ(=全国統一基準)」で判定してくれる制度です。この制度は、購入者が安心して中古住宅を購入できる仕組みをつくり中古住宅の売買を活性化したいという目的と、中古住宅の適切な維持管理、修理、リフォームを行っていく上で役立ててほしいという目的でつくられました。

この制度を利用した中古住宅では、購入時に物件同士の比較がしやすくなることはもちろん、傷み具合を把握して購入するのでリフォーム計画や予算が立て易く、安心感、満足感が違います。住まい始めてからの適切な維持管理ができるというメリットもあります。

この制度の利用は任意となっており、まだ利用する物件は少ないものの、中古住宅に注目が集まる中、今後ニーズが高まってくると思われます。

それでは次のページでこの制度の特徴を見てみましょう。