グラフィックチップの強化によって、十分満足できるパフォーマンス、最大4GBメモリの搭載をサポート
Mac miniは69,800円からと、最も低価格なMacですがパフォーマンスは侮れません。VIDIA GeForce 9400Mグラフィックプロセッサを搭載したことで、従来モデルから最大で5倍のパフォーマンスを実現しています。私が所有している2007年モデルのiMacと比べてもパワフルですので、ネットはもちろん、動画編集やゲームなど楽々こなせてしまうでしょう。なお、最大搭載メモリは4GBとなっています。
iBench と CHINEBENCH による iMacとの速度比較(クリックで拡大)
Windowsも簡単インストールできるので安心。ただしWindows Vista 64bit には非対応…
Windowsをインストールしたい場合は、市販されている、Windows XPおよびWindows Vistaの各エディションが利用できます。Mac miniを構成するハードウェアは一般的なPCと共通の部品が多く使用されているので、Windows 7もBoot Campで将来的にサポートされるでしょう。なおアップルは、Mac miniは64bit版Windows Vistaに対応していないとしています。そのため、Mac miniにWindows Vista 64ibt版をインストールしても、そのままではBoot Campを含むドライバがインストールできない※ので注意が必要です。
※インストールディスクに含まれるBootCamp64.msiを直接開いてインストールし、nForceの64bit対応ドライバをインストールすれば使用できるようになるようです。
企業のクライアントPCとしてもおすすめ
Mac miniに標準搭載される「Mac OS X」はUNIXベースであるため、ネットワークの基幹OSとしても活用できるほどパワフルなOSです。Windowsと比べれば圧倒的にコンピュータウイルスが少なく、Windows のウイルスもMac OS X上では簡単には動作しないので、初心者が誤ってウイルスを蔓延させてしまうリスクもほとんどありません。アプリケーションも、インターネットブラウザやワード、エクセル、パワーポイントなど必要最低限のものはそろっていますから、条件さえ許せば、企業向けのクライアントPCとしても「Mac mini」はおすすめできるといっても過言ではないでしょう。
Mac mini 320GB MB464J/A (2000)