住宅設計・間取り/キッチン・洗面・寝室・子供部屋の間取り

施主と建築家がこだわった階段のあり方 遊び心のある住まい(2ページ目)

「階段」は上下の連絡という役割だけに必要なのでしょうか?施主のこだわりが生み出した「階段」の活用プランをご紹介します。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

このご夫婦はご自身のライフサイクルをしっかり考えており、家に可変性を持たせたいと強く望んでいた。

「夫34歳、妻28歳、長男6ヶ月で、この新築での生活がスタート。・・・3・4年後に子どもがもう一人。・・・子どもが中学、高校くらいで家庭内での独立によって1階子ども部屋を2室に区切る。・・・夫が独立して会計事務所を設立。庭の空きスペースに事務所を構える。・・・子どもが独立し親との同居を始める。1階を親世帯が使用し、以前の子ども部屋と夫婦の寝室をつなげてリビングへ。2階のリビングダイニングの一部を和室と隣接して夫婦の寝室とする。・・・老後は夫婦二人でゆっくりと。・・・または、長男が結婚して家に戻り長男世帯と妻のみとなった場合、1階の一室を妻の部屋、あとは最初の間取りにもどし子ども世帯の生活が主となる。・・・」

階段」が、子どもの成長や両親との同居といったライフスタイルの変化に伴う「住み替え」の中心となり基準となっているのだ。

N邸  設計:佐川旭建築研究所






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