ガイド・佐川の一言アドバイス!
“意味のない坪単価と内訳のない諸経費”「ズバリ!坪単価はあてにならない!」
わかりやすく坪いくらという数字が新聞、チラシに入っていますが、肝心なのはどんな内容かなのです。一般的には読者の目を惹きつけるキャッチフレーズにすぎません。また見積りにしても単純にはいきません。一般工務店と住宅メーカーの見積りを比較しようとしても、工事項目が違ったり、工事数量が一式などと書かれてあることにより分かりづらく、比較が難しくなっています。そのため、一つ一つ聞いて確認していくことがとても大事になります。特に仕上げや設備機器、工事範囲内と外などは口頭ではなく、書類や図面で確認していくことです。
次に気にして欲しいところは、諸経費です!この項目には内訳はありません。これは担当者の交通費、通信費などの必要経費とさらに会社の利益の部分です。経費は一般に本体価格の8%くらいですが、会社の規模によっても多少違います。経費を押さえて他の工事にその分を上乗せしている会社もあるので注意しなければなりません。住宅メーカーはこの部分は非常に高いです。モデルハウス、広告宣伝費などは全て利益から出しているわけですから、ご想像の通りです。商売ですから利益はもちろん大切ですが、建物は建った後のメンテナンスも大切です。ずっと付き合える工務店や住宅メーカーとめぐり合いたいものです。
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