建築以外でも木は大活躍

木は私たちの五感すなわち、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚と木材の生活資材との関わりの中で育ってきました。特に酒樽、おけ、まな板、割り箸、保存庫の内装など、食物にも関わりのある素材です。匂いもやわらかく、健康に関わる安心安全を感じさせてくれる材料といえます。


日本の代表的な木 -スギの魅力-

日本を代表する木材にスギがあります。スギの利点として、成長が早いこと、やわらかい木肌、加工のしやすさなどがあげられます。さらに芯材と辺材の差がはっきりしており、辺材は淡い黄色、芯材は濃い桃色をしています。ヒノキに比べてやわらかなスギは、柱には使えても、梁としてはたわんでしまうので使えないと以前は考えられていました。しかし近年は科学的に調査をして、十分に強度があると確かめられています。ただ、土台だけはヒノキやクリ、ヒバなどのかたい材を用いるのが一般的です。もしもスギを使うなら、赤身の芯持ち材であれば何の問題もありません。

木材の利用や機能を考える時、もっとも基本的な特性は密度(単位体積あたりの重量)です。ちなみにスギの体積は、75%が空気です。そのため、やわらかさと暖かさがあるのです。その反面、傷が付きやすかったり、腐りやすいという欠点もあります。


木の問題点は何?

木の家を建てる時の問題は次の2項目です。
 ・耐震性
 ・木の割れや反り



木の問題点は何?-耐震性について-

木造についての耐震性の配慮は以下の4項目です。

 (1)基礎構造に注意する
 (2)木材の切り欠きをできるだけ避ける
 (3)木材の接合部には金物を用いる
 (4)筋違いなどの斜材を用いて、三角形の架構をつくる


(2)の木材の切り欠きをできるだけ避けるというのは、木に穴をあけることで断面に欠損が出てしまうことは避けたいということです。今はプレカット工場で木材に穴をあけることが多く、均一な仕上がりになるので、それ程心配しなくても大丈夫でしょう。