知っておきたいアメリカ旅行の基礎知識
世界遺産にも登録されているグランドキャニオン国立公園
日本人にとって最もなじみ深い国の1つであるアメリカは、50の独立した州からなる合衆国です。国土は日本の約25倍で、人口は約3億人! 2001年のテロ以降、アメリカを訪れる日本人の数は激減しましたが、それでも2008年の統計では約30万人の日本人が訪れる、未だ人気の高い渡航先です(ハワイ含む)。
日本からアメリカへのアクセス
サンフランシスコのシンボル、ゴールデンゲートブリッジ
飛行時間も楽しもう!
日本からアメリカへは、ロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、ワシントンDC、シカゴ、デトロイト、ダラス、アトランタなど全米15都市に直行便があります。一番多く直行便が飛んでいるのは、成田・ロサンゼルス間で1日なんと7本! 直行便での飛行時間は、アメリカ西海岸のシアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスまでが約9時間、気流の影響のため帰りは約11時間かかります。ニューヨークやワシントンDCなどの東海岸までは、行きが約12時間で帰りは約15時間を目安にどうぞ。
日本人旅行者の多いほとんどの都市へは直行便がありますが、残念ながらラスベガスへの直行便はありません(2010年4月現在)。ロサンゼルスやサンフランシスコなど西海岸の都市を経由して行くことになります。
日本とアメリカとの時差
ニューヨークが夜の時、日本はお昼
広大なアメリカは東西で4つのタイムゾーンに分かれていて、国内でも時差が3時間。東海岸が東海岸標準時で最も進んでおり、中部標準時、山地標準時、太平洋標準時の順で1時間ずつ遅れています。日本との時差はそれぞれ、14、15、16、17時間。
アメリカはサマータイムを導入しているため、3月の第2日曜日から11月の第1日曜日までは、日本との時差がそれぞれ1時間短くなります。つまり、5月の場合、ニューヨークと日本の時差は13時間、ロサンゼルスと日本の時差は16時間という計算。
面白いことにハワイ州、アリゾナ州、インディアナ州の一部で、サマータイムを導入していないところもあります。そのため冬は1時間時差のあるネバダ州のラスベガスとアリゾナ州のグランドキャニオンですが、夏は時差がなくなってしまうのです。