住宅工法/耐震住宅・住宅工法

耐震性のある家づくり1 【地盤・基礎編】 基本にして最重要!!地盤・基礎(2ページ目)

大地震で恐いのが建物の倒壊。先の大地震の被害で最も多いのは倒壊による圧迫死やケガです。地震国日本は大地震を経験する中で家づくりを模索してきたとも言えます。では現代の住宅の耐震策は何でしょうか?

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

基礎工事の仕上がりを確認する!

point1.基礎の天端がきれいにならされている
へこみがないかを見る。
point2.コンクリートにじゃんかがない
※じゃんか-うまく混合されずコンクリートの一ヵ所に巣ができること。

point3.基礎配筋が曲がっていない
これが曲がっていると、型枠が曲がりコンクリート基礎が曲がってしまう。



この施工が致命傷になる!

壁面と基礎面を平らにするために基礎のコンクリートが削られている。基礎は荷重を地盤に伝える重要な役割を担っているので手を入れない。構造的なバランスが何よりも最優先。基礎と土台がずれ、アンカーボルトが土台から外れている。
基礎に穴を開けてつくる床下換気口は、その部分の強度が弱くなるので柱は立てない。


住宅に保証期間はあるのか?

現在、新築住宅には主要構造部分に10年保証が義務づけられています。保証会社など第三者機関の10年保証を申し込めば工務店が倒産した場合でも10年はきちんと保証されます。また基礎工事の際現場に来て配筋検査も行なわれるので、より安心です。


【関連記事】

■地震に強かった雪国の住宅
震度7で全倒壊率0.4%の謎は積雪に耐えられる家にあった。
■私にもできた!一戸建て診断
リフォームを考えている人もまずは自分で下調べを。
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます