住宅設計・間取り/住宅設計・間取りのテクニック

現代の家は雨漏りからダメになる(2ページ目)

梅雨のじめじめは私たちの不快感だけでなく、家にとってもダメージを与えます。特に最近の高断熱高気密化した家は湿気が自然に抜けないので、しっかりと対策しましょう。

佐川 旭

執筆者:佐川 旭

家を建てるガイド

雨漏りを防ぐためのポイント


・それぞれの職人に任せるのではなく、しっかりした現場監督がいるかどうかを確かめよう。
→現場の施工の出来・不出来によっても違います。全体に目が行き渡り、施工状況をチェックできる現場監督がいれば不安箇所を対処できます。

・継目がきれいに処理してあるか確かめよう。
現代の家は1つ1つの材料は性能が良いです。しかしつないだ継目から水が入ってくるのでよく注意する。

・2階のバルコニーに出るサッシの高さはバルコニー床との段差を15cm設ける。
→バリアフリーにするとバルコニーから室内に水が容易に入ってきてしまう。

・できる限り軒の出を出すプランを考える。
→狭小地などでは軒の出を確保しづらいですが、雨仕舞はしっかりしたいですね。

近年の雨はスコールに似た集中豪雨が多いように感じます。軒がなくすっきりとしたモダンな建物もよいですが、やはり雨が心配されます。もともと日本は雨の多い気候です。しっかりと雨対策を考えて家づくりをしましょう。

参考リンク
そよ風を取り込み、台風を封じ込める家づくり! 雨風対策はどうする?
省エネ住宅のポイント 「熱の出入り」をどう抑える?
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